論文試験が終わりましたね。受験生の皆さん、本当にお疲れ様でした。

私も、後日、問題を見てみました。素直な問題が多い中にも、ちゃんとスパイスが入っているなという印象を受けました。

特許法で判例が出題されなかったのは、私も想定外で驚きました。そして、サプライズは商標法ですか・・・?更新登録を中心とした問題が、趣旨も含めて聞かれ、どの受験機関もマーク仕切れていなかったのではという気がします。

逆に言えば、どの受験生も判例には多くの時間を費やして勉強していたはずですし、更新登録の趣旨を完璧に書けた受験生もいないはずですので、誰にとっても不利な状況では無いと思います


個人的な感想としましては、論文試験がますます短答試験寄りになって、どの科目においても、文字通り全分野から出題され得る試験になったなという気がします。

少し脱線しますが、私も日々口述試験の勉強をしていまして、去年の過去問を見ていますと、「定義・趣旨・解釈・事例・判例」とあらゆる角度で出題されています。

数年前までは、「論文は事例問題が出題され、口述は定義と趣旨が出題される」と言われておりましたが、最近の傾向では論文でも口述でも何が聞かれるか分からない状況と考えられます。つまり、短答、論文、口述試験は出題形式こそ異なるものの、問われる内容は基本的に同じであると言ってもいいかもしれません。

そんな風に自分を引き締めております。皆さんも、次のステップへ頑張ってください。