2008年大学生の時に弁理士を志し、勉強をスタート。 2010年弁理士試験に合格し弁理士として奮闘中! 弁理士キタロウの本音ブログ

2012年04月

論文試験対策のLEC裏技講座は江口先生!

前々回に論文の過去問集として、LECのものを強くお薦めしましたが、
ついでに、もう一つご紹介します。

論文試験前に、もってこいのLECの裏技講座です。コストパフォーマンス抜群です。
直前期の論文対策の勉強として、未知の問題と復習問題を1対1でやるとバランスが良く
未知の問題としては良問かつ解説も充実の 江口先生の講座 が間違いなしです!

私も、6月は、毎日のようにこのゼミ問題に取り組んでいました。
「最初の20分を最大限に集中する力」が養われ、そしてその結果、
漏れのない答案構成を短時間で行う能力が身についたと確信しています。

もうひとつ良いのが、江口先生の解説中には、
受験生のモチベーションを奮い立たせる言葉が多くあり、
精神不安になりがちな心に勇気と希望を与えてくれます!

裏技講座: 好評につき今年も実施!サマライズ2012上級ゼミ
裏技講座: 好評につき今年も実施!サマライズ2012上級ゼミ

江口ゼミのノウハウを凝縮!! 得点に直結する合格答案作成をめざして
2012年上級ゼミ全30問(特・実16問、意匠7問、商標7問)を題材とし、その項目を見抜く力の徹底訓練を行い得点に直結する論文作成力を養成します。
各問、答案構成演習の後、エッセンス(配点項目)のみを抽出したオリジナル答案構成例と注意事項を講義資料とし、大流(全体の流れ)と小流(各項目)に分けた答案構成手法による題意把握ミスのない、かつ得点の積み上げができる答案の作成能力習得を目差します。

そもそも、付記弁理士って何?

能力担保研修を修了し、付記試験に合格すると、付記弁理士になれますがそもそも付記弁理士とは何者でしょうか?

一言で言いますと、特許権などの知財に係わる侵害訴訟などにおいて、一定範囲で訴訟の代理業務を行うことのできる弁理士のことです。もちろん 今でも「補佐人」として訴訟で補佐することはできるのですが、この付記弁理士の資格を有していれば、特定の訴訟の「代理人」となることができます。ちなみに、付記弁理士が単独では訴訟の代理をすることはできず、必ず弁護士と共同でしなければなりません。

このように付記試験制度を設け、弁理士も代理人となり得るようにしたのは、近年、知財訴訟などにおける技術的内容が非常に複雑・高度化しており、弁護士のみでは原告や被告の言い分を十分に理解し、満足の行く訴訟手続きが行えなくなっていたからです。

ということで、私は、今後ますます付記弁理士が必要になると頑なに信じております。


LEC発の論文試験の過去問を発見!

論文試験の過去問として、ついに、LECのものが発売されました。
とてもお勧めです。

従来の過去問集ですと、
早稲田セミナー(TAC弁理士講座)は解答がぶ厚過ぎて、受験生目線とは言えず、
法学書院のはとても良いのですが、平成20年度までしか手に入らず、
これという決定的な参考書がありませんでした。

この、LECのは、受験生目線を十分に考慮しており、まさに待望の一冊です!

攻めと守りの論文過去問<平成24年度版>
攻めと守りの論文過去問<平成24年度版>

「攻めの答案」と「守りの答案」で勝負勘を養う、大人気の一冊。
これまでにもご要望の多かった論文試験の過去問集です。本書の大きな特長は、高得点を狙った「攻めの答案」と合格点をとるためにミスがないように記載事項をおさえた「守りの答案」という2種類の答案を提示していることです。本過去問集を活用し、どのように書けば高得点が狙えるのか、最低限どれくらい書けば合格点がとれるのか、場面に応じて「攻め」と「守り」を使い分けられる実力を身に付けて下さい!
(サイトより引用)

試験別の受験機関に関する考察 <論文試験>

さて、第2弾は論文試験です。

これに関しては、私は、LECの論文公開模試は必須だと思います。
そして、できれば、直前答練も受講したほうが良いでしょう。

というのも、論文試験というのは、相対評価です!
このことの認識は、とても大事です。

つまり、みんなが解けない問題は、解けなくても差がつきません。
逆に、みんなが解けている問題で自分だけ不正解だと、合格が遠のきます。

すると、合格する人というのは、普通の問題を漏らさず正解して、
不正解の個所は、他の人も落としているから合否に影響していない、
という人たちです。

受験機関の模試は、多くの人が受験しますが、
特にLECは圧倒的多数の受験生が受けていますので、
この模試で出題された問題(特に判例など)がそのまま本試験で出た場合、
LECの模試を受験していたか否かで合否に影響が生じる可能性は、高いです。

実際、私が論文試験で合格した年も、
特許法でBBS事件とキャノンインクカートリッジ事件が出題され、
いずれも、直前のLECの模試で出ていたので、
LECの模試を受けて、しっかり自分の身になっていた人とそうでない人とで、
そのまま合否の結果に表れていました。

従いまして、私は、みんなが正解する問題をしっかり正解するために、LECの公開模試、そしてできれば直前答練も受講をお勧めします

これらに加えて、他の受験機関あるいはLECの別の講座を受講しても、おそらく重複する個所が多々あり、コストパフォーマンスは決して高くないと、私は個人的に考えます。

LECの論文公開模試
2012年向け論文公開模試【一括】
2012年向け論文直前答練【一括】
2012年向け論文直前答練【一括】

試験別の受験機関に関する考察 <短答試験>

本日のテーマは、タイトル通りです。
シリーズで書きたいと思いますが、まずは第1弾の短答試験です。

これについての私の結論は、「どこでも良し」です。
というのも、短答試験は受験機関に頼るウェイトの低い試験と思うからです。

短答試験の場合は、ひたすら過去問を解き、解けなかった個所を繰り返す。
10年分ほどの過去問が、解答に至るまでの道筋も含めて完璧に分かれば、まず受かると思います。
実際、私はそのような勉強をして短答試験は一発合格を果たしました。

どこの受験機関も答練などの講座はありますが、
結局のところ、過去問と同じかそれを多少ひねった程度の問題を、
審査基準や基本レジュメを引用して解説するという内容です。

私が唯一、受講したのは、直前の模試です(LECと早稲田セミナー)。
これには2つの意義があります。

①3時間半を、周囲に受験生がいる環境で味わうことです。
特に、どういう場面で自分は心の冷静さを保てなくなるのか?
(例えば、時間配分が予定通り進んでいないとか・・・)
これを出来るだけ多く分析し、事前に対策を練ることによって、本試験でのパフォーマンスを少しでも高めることができます

これが模試を受ける最大の意義だと思います。

②他にも、模試の得点分布を分析することによって、自分の弱点が分かります。
すると、それに基づいて、本試験までの数日間の分野毎の勉強量の配分を決めることができ、勉強の効率化を図ることができます。

これも、大きな意義でしょう。

逆に言うと、模試で出題される問題の内容自体は、過去問と同じか多少のひねりを加えたものに過ぎず、「どこどこの受験機関の模試を受けたほうが良い」ということはありません。

実際に、本試験でも、
多くの問題は今までどこかで目にしたことのある問題のはずです。

以上をまとめると、
短答試験対策の受験機関選びに関しては、あまり神経質になる必要は無いと思います。
受験機関で出題される問題(答練や模試)に大差は、ありません。
通学しやすい場所にあるとか、授業料が安いとか、都合のよい理由で受験機関を決めれば良いと思います。

大切なことは、
 過去問を徹底的にやること
 模試をいくつか受けて本番のシミュレーションをすること
この2点です。

それでは、明日からゴールデンウィークですので、
短答受験生の方はラストスパートに向けて頑張ってください!

能力担保研修が開始

先日、能力担保研修が始まりました。
今後はこれについての記事が増えると思います。

まず、能力担保研修とは何か?
付記試験を受験するために、受けなければならない研修です。
つまり、こんな感じです。

弁理士試験合格(11月)
        ↓
実務修習(12月~翌年の3月)
        ↓
弁理士登録(4月 or それ以降)
        ↓
能力担保研修の申し込み(翌年の1月頃)
        ↓
能力担保研修(4月~9月)
        ↓
付記試験を受験(10月)

このような、長ったらしいスケジュールになります。
どうしてかと言うと、
 付記試験を受けるためには、能力担保研修を修了する必要があり、
 能力担保研修を受けるためには、弁理士登録する必要があり、
 弁理士登録するためには、実務修習を修了する必要があり、
 実務修習を受けるためには、弁理士試験に合格しなければならない、
からです。

弁理士試験に合格してから、付記試験を受験するまでに、
最短でも2年ほどかかるというわけです。

青本をどう扱う?

受験生にとって、
青本をどのように位置づけるべきでしょうか?

結論から言うと、口述試験に合格しようと思ったら、
一度は、通読しておかなければならない参考書
だと私は思います。


まず、短答試験において、青本を読みこなすことにより、
得点UPが見込めるか、というとNOでしょう。

短答試験は、唯一、条文が貸与されない試験です。
青本を読むくらいなら、条文を少しでも正確に覚えるべきです。
趣旨や解釈の理解は、受験機関のレジュメで十分です。


次に、論文試験。
青本の比重は、短答試験よりも高まりますが、
それでも私は、不要と思います。

確かに、最近は趣旨を問う問題が増えており、
特許庁のホームページでもPDFがダウンロードできるようになり、
青本の重要性が増しているのは確かです。

しかし、論文試験においては、
青本のエッセンスを効率よく文章化することが求められており、
それをするには、受験機関のレジュメを丸暗記するのが、
一番早いかと思います


もちろん、青本を一読したうえで、
自分なりに、必要事項を論文試験用にまとめるというのは、
理想的ですが、中々時間がかかります。


最後に、口述試験。
実は、私は、口述試験に落ちるまで、青本を持ってもいませんでした。

しかし、口述試験の敗因や合格者の声を聞き、総合的に分析する中で、
青本を読まなかったことが自分の落ちた原因の一つだと確信しました。

つまり、口述試験は、
青本の全体像とでもいうものを理解しているのか否かが
試される試験なのです

単にキーワードを並べるのではなくて、
その前後の文脈を再現できるかが、求められます。

といいますのも、口述試験では、面接官がある程度、自由に受験生へ質問でき、突っ込まれた際に受験生に求められる解答が、
「キーワードがどのような経緯で青本に登場するか」を説明することだからです。

実際、青本を読んでいなかった私は、本番の試験で、
レジュメのキーワードを並べることは、容易に出来ましたが、
しかし、一歩踏み込んだ質問をされると、ポカ~ンとしてしまい、
そんなやりとりの繰り返しでした。
面接官に「こいつは、青本の理解が甘いな」と思われたのでしょう。


要約すると、
論文試験が終わったあたりから、口述試験対策がてら、
落ち着いて、青本を一回は、一読するのが良いと思います


一度読むと、全体像が体系的に理解でき、
どこが重要か否かが見えてきます


弁理士 = 特許知識 + 英語力

さて、本日は、試験から離れて、
少し実務の話をしてみたいと思います。

といいましても、まだ実務経験3年ほどの新米ですので、
これといって語れることは多くありませんが・・・。

これから特許業界で働くことを検討されている方へ、
一つアドバイスするとしたら。
弁理士は、英語が必要不可欠な職業だということです。

私自身、仕事をする前は、英語がこれほど必要になるとは、
思ってもいませんでした。

例えば、私が特許事務所に入って一番最初に行った仕事は、
海外から日本へPCTで移行する出願の翻訳作業。
つまりは、英語から日本語への翻訳です。

当時は、短答試験に合格し、論文試験が控えており、
特許法の条文はかなり頭に入っていました。

が、それでも、短答試験直前にさんざん格闘した184条(イヤヨ)系の、
184条の4の「翻訳文提出特例期間」内に翻訳文を作ることが、
自分の最初の仕事になるとは夢にも思いませんでした。

現在は、暇さえあれば、英語の勉強を意識してやっています。
特に、英語を書くという能力を高めようと努めています

素直な、短答試験

今年も、短答試験が近くなりました。
LECなどの受験機関の模試も始まった頃かと思います。

弁理士試験の中で、
短答試験ほど素直な結果が出る試験は無いと思います。
つまり、大きく間違った勉強方法を取っていない限り、
投入した時間が試験の得点に如実に反映されます。
この直前期でも、勉強した分は、ちゃんと得点に結びつきますので、
受験生の方は、不安や焦りに負けて勉強時間を浪費せずに、
しっかりと勉強時間を確保して下さい。

逆に、論文試験は、ある程度のレベルに達しない限り、
得点に表れませんので、精神力が問われます。

さらにいうと、口述試験は、面接官の評価という主観的要素が高まり、
自分の力の及ばない所で勝敗が決まりますので(経験者は語る)、
一層の精神力が求められます。

いずれにしましても、短答試験は、素直な試験です!
受験生の方は、絶対にあきらめずに、
最後まで自分を信じて頑張ってください!

P.S. 私が受験生時代に取っていた短答試験の得点戦略
特・実  16/20
意匠   9/10
商標   7/10
条約   6/10
不競   4/5
著作   2/5
合計  44/60
      (本番も、ほぼ似たような得点分布となりました)


blogの方向性を考え中

今まで通り、弁理士試験については、多くを割きたいと思っています。

また、私は今年、付記試験を受験する予定でして、
明後日から能力担保研修が始まりますので、これについても、
逐一、状況報告をして行きたいと思います。

その他にも、仕事上では、海外出願の機会が増え始めており、
日々、海外の特許制度を勉強しています。
自分の知識整理も兼ねて、各国の特許制度を紹介したいと思います。

大枠は、こんなところですかね。

再開します!

1年9カ月ほどお休みしていましたが、
再開しますので、よろしくお願いします。

2010年の弁理士試験で最終合格し、

2011年はあっという間に過ぎてしまい、

2012年にようやく落ち着き始めました。

今後、ブログの趣旨も少し変更しようと思います。
現在、構想中です。

とにかく、再びよろしくお願いします!

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