2008年大学生の時に弁理士を志し、勉強をスタート。 2010年弁理士試験に合格し弁理士として奮闘中! 弁理士キタロウの本音ブログ

2012年05月

モチベーションの上げ方 = 江口先生 × 納冨先生

試験勉強で一番大事なのは、モチベーションです。

短答試験が終わって、
まだ論文試験へのモチベーションが上がらないという方。

あるいは、論文試験が免除で、
口述試験へのモチベーションが上がらないという方。

自分が思っている以上に、重症です。
というのも、ライバルとの差は広がるばかりだからです。

モチベーションを上げるには、外部との接触しかありません。
受験機関の講座・模試、自主ゼミ、受験生同士の交流などなど。

特に、私がおススメしたいのは、このブログでも再三登場していますが、
LECの「江口裕之」先生と、「納冨美和」先生の講座です。

お二人の講座は、受験生のモチベーションを高める熱いものがあります。
テキストの内容+アルファの、アルファが心に響き、糧となります。
私も、何度も救われました。

勉強時間の割には、効率が上がらないという方は、
一度、江口先生か納富先生の裏技講座などを検討されると良いと思います。

「勉強時間を少しでも多く」の意識

弁理士試験受験生が1年の中で、最も勉強するのは6月ではないでしょうか。
論文試験直前期で、モチベーションが、MAXに達するからです。

勉強時間の意識は大切だと思います。
私も勉強時間の記録は毎日、欠かさず付けていました。
ちなみに、6月は、200時間以上を記録しました。

大切なのは、昨日よりも少しでも多く勉強時間を確保できたか?

電車の中で、眠らずにひと踏ん張りできるか?
昼休みの10分に効率よく勉強するには、何が適しているか?
夜の時間に眠くならないようには、コーヒー?栄養ドリンク?

最後は自分との戦いです。

もし、よければ下記のサイトを見てみてください。
自分の勉強時間が記録でき、他の受験生の勉強時間も分かり、
モチベーションを高められると思います。

弁コン 弁理士受験生向け → http://bencom.glog.jp/

判例を再び

私は、受験生時代に判例を覚えるのが嫌で嫌で仕方なかったのですが、
今年は付記試験のために、また判例を覚える必要がありそうです。
やれやれ・・・。

まぁ、侵害訴訟ともなれば、判例は大切か。
均等論なんて朝飯前じゃないと、訴訟代理人は務まらないか・・・。


ところで、弁理士試験の論文で判例が出題されたら、
判例の文言をどれだけ正確に再現できるかで得点が決まります。

まさしく丸暗記が必要です。
得点を稼ぐためだけの、不毛な作業です。
特許実務において、活かせる機会なんてほぼゼロです。
だから、試験勉強と割り切って、耐えるしかありません。

マニアックな判例を覚える必要はありません。
今年の模試と答練で出題された判例をしっかり身につければ、
試験で自分が他の受験生より劣ることは無いはずです。

趣旨・判例・審査基準はどこまで勉強する?

論文試験の勉強も、試験が近付いてくると焦ってきます。

どこまで勉強すれば良いのか?
つまり、趣旨はどこまで、判例はどこまで、審査基準はどこまで?

そこで、私がいつも思い出す言葉があります。
LECの納冨美和先生が、よく言われていました。

「赤信号は、みんなで渡れば恐くない。」

つまり、横断歩道を渡るときに、歩行者信号が赤でも、
みんなで渡れば、車が来ても恐くないということです。
これを弁理士試験に当てはめると・・・

論文試験は、相対評価です!
なので、受験生全員が得点できない箇所は、合否に影響しません
逆に、ほとんどの人が押さえているポイントを、自分だけ落とすと、合格が一気に遠のきます。

実際に、論文試験合格者を観察すると、
ファインプレーが多いというよりは、ケアレスミスが少ないことに気付きます。

では、受験生全員が絶対に押さえるべきポイントとは?
ズバリ、「過去問」と「受験機関の模試と答練」です。
これらから、もし同じ問題が出たら、確実にゲットしないと合格は難しいです。

落ちる人というのは、試験の後にこう言います。
「どこかで見たことのある問題だったけど、上手く書けなかった。
ちゃんと復習しておけばよかった~。」

結論としまして、
試験直前期で、勉強する内容を絞ろうと考えている方は、
受験生の間で頻繁に登場している論点から順に潰していくことです。

短答試験が終わり、いざ論文試験へ

短答試験は終わりましたので、
次は、いよいよ、弁理士試験の最難関の論文試験です。

この直前期は、できなかった問題の復習(INPUT)と、
未知の問題で答案作成力を鍛える(OUTPUT)に尽きると思います。

今回の話題は、OUTPUTをどうするか?

私の考える選択肢は以下の3つです。
(1)受験機関の模試
(2)受験機関の直前答練など
(3)市販の問題集

(1)は必須です。
受験機関と言っても、結局は、LECTACです。
そして、受験者数・問題の質を考えると、LECだけでも十分です。
余裕があれば、TACも受けるか、問題を入手しておく。
そんなところです。

(2)について、私は、模試ほど優先順位は高くないと思います。
余裕があれば答練を受験すべきと思いますが、INPUTの時間を削ってまで受講する必要は無いと思います。

ただ、模試より優れた点としては、講師の講義が聴けることです。
私は、LECもTAC(私の時代は早稲田セミナー)も、看板講師の講義はほとんど受けました。
そして、気づいたことは、講師選びがとても重要ということです。
同じ講座でも、講師によって、内容が天と地ほど違います(講師自身の力、補助レジュメ等による)。

私の結論は、LECの「江口先生」と「納富先生」が良い!です。
理由は、またの機会に詳しく書きます。

特に、答練が経済的に、または時間的に苦しいという方は、
江口先生の裏技講座 AND/OR 納富先生の直前講座をおススメします。
(詳しくは、論文試験カテゴリの過去の記事をご参照下さい)

(3)について、市販の問題集は安上がりというメリットがありますが、あまりおススメしません。
端的に言いますと、受験機関の問題ほど洗練されている印象を受けません。
通常の時期(直前ではない時期)に問題集としてやるには良いと思いますが、直前期に、本試験を想定して取り組むには適さないと考えます。
解答も受験機関のレジュメと比べると、物足りないです。

短答試験ボーダーの人に告ぐ!

短答合格者で一番多いのは、合格最低点の人。
次に多いのが、合格最低点+1点の人。

すると、ボーダー周辺で短答試験に合格した人に関しては、
合格発表までの間にどのように時間を過ごしたかで、
論文試験での勝敗が決まると言っても過言ではありません。

*****************

ここで、私の知り合いの2人の実話をご紹介します。
ある年の短答で、AさんとBさんは、いずれも自己採点が37点でした。
前年のボーダーが41点であり、問題のレベルなどを考慮すると、37点ではかなり難しいと言われていました。

しかし、Aさんは自分を信じ、合格することだけを考えながら、論文試験への勉強計画を立て、着実に進めていきました。
一方のBさんは、合格は難しいと半分あきらめ、勉強に力が入らず、何をするでもなく合格発表の日を待っていました。

ふたを開けてみたら、その年の合格最低点は37点でした。
二人の結末はもう、お分かりですよね。

Aさんは、そのままグングン成績が伸び、厳しいと思われていた論文試験に合格。
Bさんは、まさか受かるとは思っていなかったので、準備不足で、論文不合格。

*****************

これらの教訓も踏まえ、私のアドバイスは一つ。
自己採点で30点以上ならば、自分は合格すると言い聞かせ、
論文試験に向けて、少しでも早く勉強を開始することです。

受かれば、この期間の勉強がバネとなり、勢い付きます。
不合格でも、来年の論文への準備になります。

直前期は独特の緊張感があり、
過ごし方によっては、通常の何倍も効率が上がります。

不安に押しつぶされることなく、
周囲の根拠もない噂に惑わされることもなく、
自分のこれまでの努力を信じて、最後まで走り抜いて下さい!

短答試験受験生の方、お疲れ様です

今夜の21時頃に、LECとTACは、ホームページで解答速報を出すようです。
ただ、受験機関の解答は大抵2~3問ほど、特許庁の正解と異なりますので、もし、今日の速報で得点が厳しくても、あきらめないで下さい。

正確には、明日の特許庁の正解とで答え合わせをして、今後の戦略を練れば良いかと思います。

私は、以前の記事で、近年の短答試験の合格最低点が「36点~41点」とご説明しました。
今年もこの傾向から大きくは外れないと思います。

そこで、得点が30点未満だと合格は難しいと思いますが、30点以上であれば、論文試験への準備を開始するべきだと思います

短答試験の合格結果が出るまでは宙ぶらりんな状態ですが、この時期にしっかりと集中して勉強できるか否かで、論文試験の出来が大きく変わってきますので、自分を信じ切って、論文試験へ全力で進んでください!
仮に、合格最低点が45点とかに跳ね上がったとしても、ここで費やした論文試験対策の勉強は、来たる論文試験の時に絶対に活きます。

逆に30点に満たない人は、今回の反省を分析して、来年の短答試験への再スタートを少しでも早く切りましょう。

とにかく、受験生の皆さま、本当にお疲れ様でした。
1日~2日は、ゆっくり休んで下さい。

短答3日前。整理に次ぐ整理!

短答試験の3日前です。
この時期は、新しいことにはあまり手を出さずに、今までの知識を整理する。
特に、解けなかった問題を見直したり、曖昧な条文の読み込みをすると良いと思います。

今から試験本番までの間で出会った問題が、本番でも出たら、絶対に得点しないと駄目です。
結局、試験で得点できる問題は、何らかの形で、自分が過去に出会ったことのある問題だからです。

そして、捨てる問題は、潔く捨てる。
中途半端に手を出して、勉強時間を費やしたのに、本番で正解できないようでは意味がありません。
例えば、細かいPCT規則とかは、どんどん切って良いと思います。

とにかく、整理!整理!整理!です。
最後まで頑張ってください。

2012年論文試験直前!LECの対策講座一覧

LECの講座が一覧にされているサイトがないので、まとめてみました。
今後適宜更新していくたいと思いますので、よかったら活用ください。

■講座

■模試

■答練

■裏技講座

全64講座一覧は「続きを読む」からご覧ください。続きを読む

本番のシミュレーションをお忘れなく

短答試験まで、残すは6日ですね。

体調管理をしつつも、試験開始のぎりぎりまで、知識を詰め込む!
有給休暇が取れれば、遠慮なく取る!
とにかく、最後のスパートで得点は伸びますから。
頑張ってください。

それと同時に、本番のシミュレーションを、空き時間などにしておくと良いです
例えば、去年と傾向がガラリと変わっていたら・・・とか、
最初20問が全て事例問題で時間配分が狂ったら・・・とか、
時間が足りなくなったときに、捨てる問題は・・・著作権法?とか。

3時間半を平常心で戦うことは意外と難しく、
しかし、自分の力を100%出すには不可欠です。

できるだけ万全の準備をするに越したことはありません。

LECの、判例審査基準直前攻略講座!

論文試験の直前の勉強方法ですが、

 ① 過去問や今までの答練の復習
     ⇒定着していない知識を整理するので、INPUTに近い

 ② 新しい問題(模試やLEC裏技講座)に触れる
     ⇒答案構成力や書く力を養う意味で、OUTPUTに近い

以上が、大きな2本柱だと思います。


ただ、もう少し時間があって頑張れるという方には、以下の③も併せておススメします。

 ③ 判例と審査基準を、短時間かつ効率よく整理できる講座を受講
     ⇒例えば、LEC 2012年 判例審査基準直前攻略講座

実は、私も直前期に自分の知識の漏れが不安になり、このような知識整理の講座を受講しました。

といいますのも、論文試験では判例と審査基準が絶対に出題され、法文集には書いていないので、覚えておかないといけません。
もし自分の知らない判例や審査基準の内容が出題され、全く書けなかったら、合格はかなり難しいです。
そうは言っても、どこまでを覚えれば良いのかは判然としません。

そこで、受験機関の直前期の整理INPUT講座なら、一通り網羅してくれるだろうと信じて、このような講座を受講しました。

時期が時期ですので、講座のほとんどの内容は知っていましたが、たまに、知らないものもあり、要チェックしました。
逆に、よく知られた判例や審査基準であれば、本試で出題された場合いかに正確に書けるかが合否の分け目になりますので、講座を聞いて、長い判例などではどれが必須キーワードかを理解できました。

本試験の1ヵ月前くらいに、一回、ドンと頭に叩き込んでおくと良いかと思います。

2012年判例審査基準直前攻略講座
2012年判例審査基準直前攻略講座

民法は、どうやって勉強する?

能力担保研修の1回目と2回目が終わりました。
この研修は、4月~8月まで、2週間に1回の頻度で行われます。

講義は実務的な内容が中心なので、研修をしっかりこなせば、起案と民事訴訟法の力は付きそうです。

一方、付記試験では起案作成と民事訴訟法の他に、民法の問題も出るので、民法の勉強は自分で地道に進める必要がありそうです。

そうは言っても、民法は量が膨大!
知的財産権との絡みで出そうな「総則」と「債権」だけでも相当なボリュームなので、どこから手をつければ良いのか・・・。

とりあえずは、研修の講義で登場した条文や過去問で出題された条文から、潰して行くことにします。

短答試験の合格最低点の推移

この時期の短答受験生は、不安と隣り合わせですが、
そんな時こそ、客観的なデータと分析が大事です。

そこで、本日は、短答試験のボーダーを紹介します。
特許庁の公式見解では、短答試験の合格レベルは「6割程度」と書かれています。

過去の合格最低点を調べてみると、36点から41点の間です。
つまり、6割から7割というところでしょうか。
「45点を取ればまず合格、40点でも多分合格、35点でも可能性はある!」
最後まで自分を信じて頑張ってください!

tantou

平成14年:40点
平成15年:36点
平成16年:39点
平成17年:41点
平成18年:37点
平成19年:39点
平成20年:39点
平成21年:37点
平成22年:39点
平成23年:39点

アメリカ特許法を勉強中

弁理士試験に合格するための勉強をし、合格すれば、
日本の特許庁に対して行う手続きは一通り理解できます。

また、特許事務所に3年ほど勤めれば、
日本特許庁への特許実務も大体分かってきます。

すると、次のステップは、外国特許庁への手続きです。
アメリカ、ヨーロッパ、中国、韓国などが主要なところでしょうか。

特にアメリカは、独自の手続きが多く、
昨年には「先発明主義」から「先出願主義」へ換わるという、
今までにない大きな法改正がありました。

ただ今の、私の愛読書であり格闘相手です。

試験直前期の勉強時間

短答試験に合格した時、私は大学生でしたので、試験前の勉強時間は、1日10時間程度。
睡眠時間は、長くて6時間というもの。
学生の間は、時間が有り余っているので、資格を取るには持って来いです。

さて、論文試験に合格した時は、社会人でした。
学生の頃と比べて、勉強時間を確保するのに苦労しました。
結局、試験1カ月前から試験1週間前までの3週間の期間は、勉強時間を捻出するために睡眠時間を削りました。
平日の睡眠時間は3~4時間、休日で7時間前後。
今思うとゾッとしますが、平日は大体、こんな感じでした(↓)。

平日
 04:30 起床 → 勉強(眠いので、書き込みを中心にする)
 06:30 朝食
 07:00 仕事へ
 19:00 帰宅 → 夕食 → 風呂
 20:00 勉強(答案構成や条文の整理等、頭を使う内容を中心にする)
 25:00 就寝

なお、試験1週間前から本番までは、体調管理に気を使い、少なくとも6時間は寝るようにしました。

論文試験の勉強方法 書く力を鍛える

さて、短答試験が近付いており、ということは、論文試験も近付いているということです。

論文試験の直前に1回は、やっておくと良いのが、ひたすら、書き込む時期を設けることです。
書くスピードが増せば、答案構成の時間が増え、また解答の厚みも出ます。

私は、6月は毎日、本番と同じ答案用紙を使い、少なくとも2枚(片面×4)を書き込んでいました。
扱う題材は、過去問(何度やっても悪いことはありません)か、以前にご紹介した江口先生の講座 などの新作問題を使用していました。

このトレーニングのおかげで、書くスピードが速くなり、答案構成にかかる時間が増え、結果的に、精神的な余裕ができ、ミスが減りました

本番と同じ解答用紙が存在することに気づかなければ、私もこのようなトレーニングをしなかったと思いますが、なんと、この解答用紙が法学書院から出版されているのです。
一度試されても、損はしないと思います。

平成23年の短答試験の第15問を題材に

短答試験の過去問は、とても良い勉強になります。
この時期、短答試験の受験生は色々なことに手を出して、焦りがちですが、私は、自宅学習の軸は2つだと思います。
 ①条文の読み込み(趣旨・要件・効果)
 ②過去問の徹底

そして、これらは、必ずしも独立にする必要はなく、
特に、過去問を徹底する過程で、条文を再びレビューするという相互理解によって、勉強の効率化を図れると思います。

具体的にご説明します。
平成23年の短答試験の第15問を例にします(問題文は、記事の末尾)。
正解は、枝3です。
これを解くには、1分くらいで十分と思いますが、復習には10分かけても良いと思います。
というのも、大切なのは、解答に至るまでの思考回路だからです。

例えば、枝1には、条文番号が登場しませんが、枝1を不正解とする条文の根拠は?
 152条です。

では、152条は、いわゆる、どのような規定?
 職権進行主義です。

では、職権主義と対立する概念は?
 当事者主義です。

民事訴訟では、当事者主義が原則なのに、どうして特許法は職権主義を採用?
 特許権は、公衆の利益と密接に関連し、対世効を有するから。

このように、1つの枝でも、上記の内容を理解した上で解答に導ける人と、何となくで解答にたどりつく人がいて、いずれも「見かけ上は正解」です。
しかし、「本当の正解」とは、過去問で登場した問題の解答の根拠とその周辺の内容を全て理解してはじめて達成できるものと思います
枝1を復習する際には、少なくとも、上のような事項も合わせて確認すると、勉強の効率化が図れます。
他の枝も、同じように復習をしてみて下さい。


〔15〕特許法に規定する審判の審理に関し、次のうち、正しいものは、どれか。

1 審判長は、口頭審理による審判をするときは、その期日及び場所を定め、当事者及び参加人に対し、期日の呼出しを行わなければならないが、当事者及び参加人の全員が期日に出頭しないときは、審判手続を進行することができない。

2 二以上の審判において、一方の当事者が同一であっても他方の当事者が異なる場合には、審理の併合をすることはできない。

3 事件が複雑であるとき、その他やむを得ない理由があるときを除き、審理の終結の通知を当事者及び参加人に発した日から20日以内に審決をしなければならないが、審理の終結の通知をした後でも、必要があれば、審判長は職権で審理の再開をすることができる。

4 口頭審理による審判については、審判書記官は、期日ごとに審理の要旨その他必要な事項を記載した調書を作成しなければならないが、調書の記載について当事者が異議を述べたときは、審判長の許可を得て調書の記載を変更しなければならない。

5 審判官の除斥又は忌避の申立ては、書面審理においては書面で、口頭審理においては口頭で、それぞれ行わなければならない。

短答試験の直前期は知識を整理

短答試験が近いです。
直前期のこの時期にすることは、知識を詰め、整理することです

短答試験は3.5時間で時間配分や集中力の維持が難しいという面もありますが、
それでも、論文や口述と比べて、「INPUT」の比重がはるかに大きい試験です。
そして、短答試験で詰め込んだ知識はその後の論文や口述試験の基礎となります。

短答試験の受験生の方は、とにかく、時間の許す限り、知識の体系化に努めてください。
おそらく、この時期が最もモチベーションが上がるはずです。
無駄のない勉強計画を立て、日々それを見直し、ぐっと合格を引き寄せてください!

私は、大学4年生の頃に短答試験を受験しましたので、
卒論を放置し、研究室に全く顔を出さずに、自宅にこもってひたすら勉強していました。
睡眠時間も3~4時間程度でした。
モチベーションが高い時期というのは、不思議と、生活に支障が無いものです。
もちろん、試験の1週間前からは、睡眠時間も6時間程度を心がけましたが。

いずれにしましても、短答受験生の方、最後の追い込みを頑張ってください!

試験別の受験機関に関する考察 <口述試験>

短答試験と論文試験が免除の場合、口述試験のために1年間を費やすことになります。
実際に、私もそのような経験をしました。

この場合に、口述ゼミに参加すべきかが悩みの種となります。

例えば、受験機関が提供するものでしたら、まずは、
 LEC
 TAC(早稲田セミナー)
があります。これらの受験機関には、短答試験・論文試験の講座も多くあり、
その延長上として、口述試験講座も用意されているという感じです。

続いて、口述試験を主に扱っている受験機関として有名なのでは、
 コスモ塾(旧 アイピーネットワーク)
があります。こちらは、以前までは口述試験に特化されていましたが、
最近は短答試験や論文試験にも力を入れ始めたようです。
口述要点整理集」等の参考書を出版していることで有名です。

他にも、口述試験にかなり重点を置いている受験機関として、
 吉田ゼミ
があります。口述模試の際に、ビデオ撮影してくれることで有名なところです。

これらの他にも、数多くの受験機関が口述ゼミを提供していると思いますし、
自主ゼミなどを活用される方も多いと思います。

結論としては、これが正解というのは無いと思います。
自分の選択した道を信じて進めば、合格できます。

というのも、口述試験対策の勉強内容は、「青本の読み込み」と「論点整理」だからです。
これを、1年間かけて一人でやる意志があれば、独学で良し。
モチベーションが上がらないのであれば、ゼミに参加する。
 (私は、自分の意志に自信が無かったので、LECのゼミに参加しました)

最後に注意点として1つ。
複数の受験機関のゼミを掛け持ち等して、色々と手を出し過ぎるのは、良くないと思います。
勉強の効率が下がり、1年を通じてまとまった勉強の成果が得にくくなるからです。

P.S. 口述模試については、もう少し近くなったら記事にアップします。

特定侵害訴訟代理業務試験 対策講座(東京・大阪)

特定侵害訴訟代理業務試験ってのは、
付記試験の正式名称です。

今年、付記試験を受験される方へのニュースです。
過去問対策講座が、東京と大阪で行われるようです。

東京開催は、7月15日、29日、8月12日。

大阪開催は、7月14日、28日、8月11日。

元付記試験委員の高橋淳先生が、過去問の添削・採点をして下さるという内容。
事前に指定された過去問を解いて提出し、当日に添削された答案と解説講義。

受講料は、5万円前後。
先着、30名。

弁理士登録されている方は、弁理士会からの書類などと一緒に、
当該講座の申し込み用紙が主たる事務所へ郵送されていると思います。

私は、早速、申し込みました。
本試験が10月21日(日)頃と予想されますので、
その2か月前に痛い目に会って置くと、良いモチベーションUPになるかと。

今年の夏は、戦います!

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