2008年大学生の時に弁理士を志し、勉強をスタート。 2010年弁理士試験に合格し弁理士として奮闘中! 弁理士キタロウの本音ブログ

論文試験

ノート⑤ つつみのおひなっこや事件(結合商標)

商標法の判例の第2弾です。最近、勉強をしたので忘れる前にアップしておきます。

「著名な名称+普通名称」からなる結合商標の場合に、この結合商標の要部が「著名な名称」であることを認定するときに必要な判例です。

【つつみのおひなっこや事件(平成20年9月8日、最高裁)】

商標の類否判断に際し、複数の構成部分を組み合わせた結合商標と解されるものについて、商標の構成部分の一部を抽出し、この部分だけを他人の商標と比較して商標そのものの類否を判断することは、その部分が取引者、需要者に対し商品又は役務の出所識別標識として強く支配的な印象を与えるものと認められる場合や、それ以外の部分から出所識別標識としての称呼、観念が生じないと認められる場合などを除き、許されないというべきである。

ノート④ 氷山事件(商標の類否判断:外観・称呼・観念)

本日は、商標法の判例です。商標の類否判断は外観・称呼・観念に基づいて行う、との判断基準を示したやつです。この判断基準は条文にありませんので、論文試験で使う場合は、
 「判例の文言を正確に書く」→「事例のあてはめ」
というステップを踏まえて書かなければならず、いきなりあてはめから入ると大幅に減点されます。このことは、付記試験の場合は、よりシビアです。

【氷山事件(昭和43年2月27日、最高裁)】

商標の類否は、対比される両商標が同一または類似の商品に使用された場合に、商品の出所につき誤認混同うぃ生ずるおそれがあるか否かによって決するべきであるが、それには、そのような商品に使用された商標がその外観、観念、称呼等によって取引者に与える印象、記憶、連想等を総合して全体的に考察すべく、しかもその商品の取引の実情を明らかにしうるかぎり、その具体的な取引状況に基づいて判断するのを相当とする。

ノート③ BBS並行輸入事件(黙示の許諾)

特許の並行輸入で大事なやつです。

【BBS並行輸入事件です(平成9年7月1日、最高裁)】

以下、①と②に該当しなければ、黙示の許諾を与えたとして、特許権侵害とならず、一方、該当すれば我が国への輸出を留保したものとして、特許権の侵害となる。

①譲受人の場合、特許権者が当該製品について販売先ないし使用地域から我が国を除外する旨を譲受人との間で合意した場合

②譲受人から特許製品に譲り受けた第三者及びその後の転得者の場合、上記合意を譲受人と行い、特許製品にその旨を明確に表示した場合

論文試験終了お疲れ様です

ついに、均等論が出ましたね。実は、このブログで1週間ほど前に取り上げていたので、見られた方はラッキーでしたね。

いずれにしましても、しばらくは、ゆっくり休養してくださいませ。

今後は、「論文試験の選択科目」と「口述試験」を中心に記事を更新して行きたいと思います。

論文試験 前日

前日にこそ、アドバイスさせてください。

科目と科目の間の休み時間では頭を空っぽにして、ゼロからのスタートに切り替えることを忘れないで下さい。

前の科目で失敗して負の連鎖とならないように、あるいは、前の科目で成功して調子に乗りすぎないように。

それを怠って、後悔した人を私は沢山知っています。

皆さんの、ご健闘をお祈りします。

ノート② 先使用権(特許法第79条)における「事業の準備」

論文試験では必須の判例であり、見たことのない受験生はいないと思います。だからこそ、完璧に書けるようにしなければなりません。

付記試験でも、ちょこちょこ出ています。実務でお会いすることはありませんが、試験ではMUSTってのも変な話です。

【ウォーキングビーム式加熱炉事件(S61.10.3、最高裁)】

特許法第79条にいう発明の実施である「事業の準備」とは、発明が、いまだ事業の準備の実施の段階には至らないものの、即時実施の意図を有しており、かつ、その即時実施の意図が客観的に認識される態様において表明されていることをいう。

論文試験1週間前!心の準備。

具体的な勉強内容については、新しいことをするより今までの復習に徹します。そして、何よりも大切なことは、自分の力を100%出せる準備をすることです。

例えば、一般的なことですが、体調を崩さない。睡眠を取る(私は、毎日8時間を心がけました)。食事もバランス良く。当日に胃もたれしたり、力が発揮できない食事は避ける。

そして、論文試験に特有なことは、特・実の試験が終わってもあきらめないこと!毎年多くの受験生が、特・実の試験が終了して自分はもう不合格だと意気消沈して、残りの科目もイマイチな出来で不完全燃焼します。

ただ、覚えておいてください。特・実は大体の年度が難しいです。そして時間が足りないことはよくあることだし、自分が多少のミスをしていても、他の受験生も同じミスをしていることが多いです。すると、合格者と不合格者の違いは、(もちろん、これだけではありませんが)1科目目の出来が決して良くなくても切り替えて残りの科目でいつも通りの力を出せた人と、1科目目のことを引きずって残りの科目で力が出せなかった人とであると捉えることもできます。

なので、特・実で思うように解答できなかったとしても、その精神状態を後の科目へ引きずらないための心の準備をしておくことはとても大事です。最後の1週間は、寝る前などに当日のシミュレーションをして備えると良いと思います。

ノート① 均等論の5要件 ボールスプライン事件

論文試験の直前に丸暗記して、すぐに忘れましたが、今回の能力担保研修の起案で出題されました。今後のためにも、ここで整理しておこうと思います。

【無限摺動用ボールスプライン軸受事件(H10.2.24、最高裁)】

特許請求の範囲に記載された構成中に相手方が製造等をする製品または用いる方法(以下、「対象製品等」という)と異なる部分が存する場合であっても、以下の場合、当該製品等は、特許請求の範囲に記載された構成と均等なものとして、特許発明の技術範囲に属する。
 ①相違部分が特許発明の本質的部分ではない
 ②相違部分を対象製品等におけるものに置き換えても、特許発明の目的を達することができ同一の作用効果を有する
 ③相違部分を対象製品等におけるものに置き換えることに、当業者が、対象製品等の製造等の時点において容易に想到できる
 ④対象製品等が、特許発明の特許出願時における公知技術と同一または当業者がこれから特許発明の特許出願時に容易に推考できたものではない
 ⑤対象製品等が特許発明の特許出願時において特許請求の範囲から意識的に除外されたものに当たる等の特段の事情もない

均等論が出題された場合、以上の5要件を書くことがスタートラインになるので、これが書けないと不合格決定ですね。しっかり、暗記します。

論文試験の2週間前!慎重かつ大胆に!

弁理士論文試験の2週間前~1週間前までの、この1週間は論文試験前に自由に時間が使える最後の期間です。
というのも、試験1週間前~当日の期間になると、精神的に落ち着かなくなったり、体調管理のために無理ができなくなったり、勉強内容も復習が中心になったりして、思うほど勉強がはかどらないからです。

私自身も受験生時代は、この1週間だけは死ぬ気やろうと心に決め、睡眠時間を3時間に設定しました。
そして、過去1年分のLECの「実戦答練」「直前答練」「公開模試」「江口先生の裏技講座」の問題を全て復習しました。
1つの問題につき、答案構成10分・反省5分と決めてどんどん進めていき、結果的に2~3周はしたと思います。
私は5月に答案用紙にひたすら書き込む時期を設けたことで、書くスピードには自信がありましたので、この時は書き込みはしませんでした。

皆さんも、実質的には、ラスト1週間といえるこの時期の過ごし方に悔いが残らないよう、慎重かつ大胆に過ごしてください。

論文公開模試の結果 第2弾 不合格した年

前回の記事の続きです。
弁理士の論文試験で不合格の年(2008年)の、LECの模試の結果です。

数字は、得点です。
特・実に関しては、問題Ⅰ/問題Ⅱです。

第1回
特・実:62/58、意:55、商:58

第2回
特・実:52/54、意:52、商:62

第3回
特・実:32/56、意:61、商:57

第4回
特・実:38/50、意:52、商:57

合格した年と大きく違うのは、
 特・実で60点を超えている場合がほとんどない
 意匠の得点が不安定
です。

やはり、特・実は、第Ⅰ問か第Ⅱ問のいずれかで、合格点を取りたい科目です。そして、特・実の最終的な得点で6割以下にしたくありません

意匠は、得点し易い科目なので、60点超えを確実に達成し、貯金をしたいです。

逆に、商標は最後の科目で疲れているし、苦手な受験生も多く、5割~6割程度の得点を取っていれば、合否に決定的な影響を及ぼさない印象があります。

論文公開模試の結果

家の屋根裏から面白いものが出てきました。
弁理士の論文試験に合格した年(2009年)の、LECの模試の結果です。

数字は、得点です。
特・実に関しては、問題Ⅰ/問題Ⅱです。

第1回
特・実:52/64、意:59、商:62

第2回
特・実:65/69、意:59、商:59

第3回
特・実:58/72、意:62、商:54

第4回
特・実:58/63、意:60、商:62

60点取れていれば、その出題範囲の内容・分野に関してはOKでしょう。
逆に、60点に達していなければ、問題の所在を突き止め、しっかり復習をすることが大切です。

模試の得点を1つの目安にして、自己分析し、試験までの時間を少しでも効率よく、有意義に過ごせるよう頑張ってください!

「出願件数の推移」と「弁理士数の推移」

前回の記事に少し関連しますが、日本特許庁への出願件数の明らかな減少のグラフです。
名称未設定-1

反対に、弁理士の数がひたすら上昇しているグラフです。
名称未設定-2

結果として、特許庁は、どこかのタイミングで、弁理士試験の合格者数を絞ると思います。それが、今年かもしれませんので、今回、短答に合格された方は、何としてでも受かってください。合格者を調整するとすれば、一番考えられるのが口述試験で、その次に調整がし易いのが論文試験だと思います。

論文試験まであと3週間、最後の詰め込みチャンス!

論文試験まで、3週間です。
各自で必要な勉強をされていることと思います。

今までやってきたことを、整理して、身につけていく。
そして、もし、集中的に詰め込むなら今の時期がラストチャンスです。

つまり、試験3週間前~試験1週間前くらいまでの時期。
それ以降は、復習に徹するべきだからです。

以下、LECの短時間で効率よく学習できる論文用講座を紹介します。
※金額はWeb講座の場合です。

☆☆ 論文要点総整理講座 (江口先生・全6回・40,000円)
→私の大好きな江口先生の講座です。特におススメです。
→漏れのない体系的な知識の整理をしたい人、モチベーションを高めたい人におススメです。

☆☆ 判例審査基準直前攻略講座 (納冨先生・全6回・40,000円)
→私の大好きな納冨先生の講座です。特におススメです。
→判例と審査基準を効率よく整理したい人、試験で得する情報・テクを知りたい人におススメです。

  論文直前構成演習講座 (宮口先生・全6回・40,000円)
→答案構成に時間がかかる人、方針を間違う人、問題の数こなしたい人におススメです。

 事例・一行問題征服講座 (宮口先生・全6回・40,000円)
→答案のまとめ方が苦手な人、シンプルな答案で高得点を狙いたい人におススメです。

☆☆ 好評につき今年も実施!サマライズ2012上級ゼミ (江口先生・全4回・20,000円)
→私の大好きな江口先生の講座です。特におススメです。
→問題数を効率よくこなした人、答案構成に磨きをかけたい人、モチベーションを高めたい人におススメです。

  宮口聡のスーパーチャージド判例100 (宮口先生・全3回・18,000円)
→判例を体系的に整理したい人、判例のキーワードを押さえたい人におススメです。

論文模試の反省をし、勉強計画を立てる

論文試験まで、1カ月を切りました。この時期は毎週の「模試」を受験し、その度に自己分析と反省をして、勉強計画を立て、効率よく得点アップをはかることが大事です。そこで、いくつか、問題点とその対策例をご紹介します。

ほとんどの受験生が、時間が足りなくて困っていると思います。特に、特・実が問題だと思いますが、基本的なスタンスは、
 答案戦略:20分(短ければ、短いほど良い)
 書く:40分
だと思います。私の経験からすると、答案戦略で20分を超えると、書く時間が減り、答案の厚みが出ず、満足の行く結果が出にくいです。以下、3つのケースをご紹介しますので、参考にして下さい。

(1)ケースA
答案戦略に時間がかかるという方の対策例としては、問題の数をこなすことです。できるだけ多くの未知の問題にあたって下さい。扱う題材としては、LECの裏技講座、あるいは法学書院の問題集が良いと思います。とにかく数をこなしてください。勉強法としては、問題文を読み、答案構成を20分で終える。そして解答を見て、10分で反省を終える。次の問題を解く。そんな流れです。1つでも多くの問題にあたり、答案構成力を鍛えることが必要です。

(2)ケースB
次に、書く時間が足りなくなるという方は、本ブログでもご紹介しました論文用の答案用紙を購入し、ひたすら書き込んで下さい。使う問題は、未知の問題でも既知の問題でも、いずでも良いです。数を書き込んでいくうちに、自分のスタイル(テンプレート)が確立され、かつ物理的な書くスピードも増していくはずです。お気に入りのペンまで見つかるはずです。

(3)ケースC
最後に、解答の骨子は間違えないけど、解答の厚みが出ない方。おそらく、条文の趣旨や解釈、判例、審査基準といった「暗記すべき事項」が十分に覚えられていないのだと思います。まずは、今までのレジュメなどであやふやな知識を整理し、徹底的に覚えるべきです。場合によっては、これらに焦点をあてているワンポイント講座を受講するのも良いです。本試験の採点では、判例のキーワードの合致度で、合否が分かれることもありますので、もし、ここが弱点なら死ぬ気で暗記をすべきと思います。

以上が、私が実際に経験した論文試験前の「問題点・悩み」と、それを解消した「対策方法」です。もしよろしければ、参考にして下さい。そして、最後に、論文試験合格は、絶対に今年でしましょう。来年に持ち越したら、いつまでたっても合格できません!

2012年論文試験直前!LECの対策講座一覧(2012年6月2日更新)

LECの講座が一覧にされているサイトがないので、まとめてみました。
今後適宜更新していくと思いますので、よかったら活用ください。
※この記事では論文試験対策に関係する講座のみをまとめています。

■新着講座

■講座

■模試

■答練

■裏技講座

全65講座一覧は「続きを読む」からご覧ください。続きを読む

モチベーションの上げ方 = 江口先生 × 納冨先生

試験勉強で一番大事なのは、モチベーションです。

短答試験が終わって、
まだ論文試験へのモチベーションが上がらないという方。

あるいは、論文試験が免除で、
口述試験へのモチベーションが上がらないという方。

自分が思っている以上に、重症です。
というのも、ライバルとの差は広がるばかりだからです。

モチベーションを上げるには、外部との接触しかありません。
受験機関の講座・模試、自主ゼミ、受験生同士の交流などなど。

特に、私がおススメしたいのは、このブログでも再三登場していますが、
LECの「江口裕之」先生と、「納冨美和」先生の講座です。

お二人の講座は、受験生のモチベーションを高める熱いものがあります。
テキストの内容+アルファの、アルファが心に響き、糧となります。
私も、何度も救われました。

勉強時間の割には、効率が上がらないという方は、
一度、江口先生か納富先生の裏技講座などを検討されると良いと思います。

「勉強時間を少しでも多く」の意識

弁理士試験受験生が1年の中で、最も勉強するのは6月ではないでしょうか。
論文試験直前期で、モチベーションが、MAXに達するからです。

勉強時間の意識は大切だと思います。
私も勉強時間の記録は毎日、欠かさず付けていました。
ちなみに、6月は、200時間以上を記録しました。

大切なのは、昨日よりも少しでも多く勉強時間を確保できたか?

電車の中で、眠らずにひと踏ん張りできるか?
昼休みの10分に効率よく勉強するには、何が適しているか?
夜の時間に眠くならないようには、コーヒー?栄養ドリンク?

最後は自分との戦いです。

もし、よければ下記のサイトを見てみてください。
自分の勉強時間が記録でき、他の受験生の勉強時間も分かり、
モチベーションを高められると思います。

弁コン 弁理士受験生向け → http://bencom.glog.jp/

判例を再び

私は、受験生時代に判例を覚えるのが嫌で嫌で仕方なかったのですが、
今年は付記試験のために、また判例を覚える必要がありそうです。
やれやれ・・・。

まぁ、侵害訴訟ともなれば、判例は大切か。
均等論なんて朝飯前じゃないと、訴訟代理人は務まらないか・・・。


ところで、弁理士試験の論文で判例が出題されたら、
判例の文言をどれだけ正確に再現できるかで得点が決まります。

まさしく丸暗記が必要です。
得点を稼ぐためだけの、不毛な作業です。
特許実務において、活かせる機会なんてほぼゼロです。
だから、試験勉強と割り切って、耐えるしかありません。

マニアックな判例を覚える必要はありません。
今年の模試と答練で出題された判例をしっかり身につければ、
試験で自分が他の受験生より劣ることは無いはずです。

趣旨・判例・審査基準はどこまで勉強する?

論文試験の勉強も、試験が近付いてくると焦ってきます。

どこまで勉強すれば良いのか?
つまり、趣旨はどこまで、判例はどこまで、審査基準はどこまで?

そこで、私がいつも思い出す言葉があります。
LECの納冨美和先生が、よく言われていました。

「赤信号は、みんなで渡れば恐くない。」

つまり、横断歩道を渡るときに、歩行者信号が赤でも、
みんなで渡れば、車が来ても恐くないということです。
これを弁理士試験に当てはめると・・・

論文試験は、相対評価です!
なので、受験生全員が得点できない箇所は、合否に影響しません
逆に、ほとんどの人が押さえているポイントを、自分だけ落とすと、合格が一気に遠のきます。

実際に、論文試験合格者を観察すると、
ファインプレーが多いというよりは、ケアレスミスが少ないことに気付きます。

では、受験生全員が絶対に押さえるべきポイントとは?
ズバリ、「過去問」と「受験機関の模試と答練」です。
これらから、もし同じ問題が出たら、確実にゲットしないと合格は難しいです。

落ちる人というのは、試験の後にこう言います。
「どこかで見たことのある問題だったけど、上手く書けなかった。
ちゃんと復習しておけばよかった~。」

結論としまして、
試験直前期で、勉強する内容を絞ろうと考えている方は、
受験生の間で頻繁に登場している論点から順に潰していくことです。

短答試験が終わり、いざ論文試験へ

短答試験は終わりましたので、
次は、いよいよ、弁理士試験の最難関の論文試験です。

この直前期は、できなかった問題の復習(INPUT)と、
未知の問題で答案作成力を鍛える(OUTPUT)に尽きると思います。

今回の話題は、OUTPUTをどうするか?

私の考える選択肢は以下の3つです。
(1)受験機関の模試
(2)受験機関の直前答練など
(3)市販の問題集

(1)は必須です。
受験機関と言っても、結局は、LECTACです。
そして、受験者数・問題の質を考えると、LECだけでも十分です。
余裕があれば、TACも受けるか、問題を入手しておく。
そんなところです。

(2)について、私は、模試ほど優先順位は高くないと思います。
余裕があれば答練を受験すべきと思いますが、INPUTの時間を削ってまで受講する必要は無いと思います。

ただ、模試より優れた点としては、講師の講義が聴けることです。
私は、LECもTAC(私の時代は早稲田セミナー)も、看板講師の講義はほとんど受けました。
そして、気づいたことは、講師選びがとても重要ということです。
同じ講座でも、講師によって、内容が天と地ほど違います(講師自身の力、補助レジュメ等による)。

私の結論は、LECの「江口先生」と「納富先生」が良い!です。
理由は、またの機会に詳しく書きます。

特に、答練が経済的に、または時間的に苦しいという方は、
江口先生の裏技講座 AND/OR 納富先生の直前講座をおススメします。
(詳しくは、論文試験カテゴリの過去の記事をご参照下さい)

(3)について、市販の問題集は安上がりというメリットがありますが、あまりおススメしません。
端的に言いますと、受験機関の問題ほど洗練されている印象を受けません。
通常の時期(直前ではない時期)に問題集としてやるには良いと思いますが、直前期に、本試験を想定して取り組むには適さないと考えます。
解答も受験機関のレジュメと比べると、物足りないです。

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