2008年大学生の時に弁理士を志し、勉強をスタート。 2010年弁理士試験に合格し弁理士として奮闘中! 弁理士キタロウの本音ブログ

口述試験

8月は弁理士受験生のお休み?

弁理士試験を受験していると、確かに、8月はイベントが無く、ひと休みという期間になりがちですが、それが落とし穴です。

論文受験を終えた方は、遅くとも、8月から口述試験対策を始めましょう!
逆に8月に手をつけないでおくと、後半で非常に焦り、悪循環がさらなる悪循環を生み、合格は非常に難しくなります。

口述試験対策は、とてもシンプルです。
過去問を繰り返しやる。できるだけ、青本に触れる。条文を覚える。
以上です。

朝起きて15分やるのも良し、移動時間に電車の中でやるのも良し、昼休みにやるのも良し。

とにかく、細切れ時間で十分に対応できます。

そして、一日に少なくとも1時間は勉強時間を確保しましょう!

暗記するには、コツコツの積み重ねが大事です。

2012年口述試験対策!LEC講座一覧(2012年7月24日更新)

  1. 2012年合格目標:口述試験完全合格講座18回(通信のみ・申込7/31迄)
  2. 2012口述対策講座1stフェーズ6回(通学のみ・申込8/1迄)
  3. 2012年口述完全合格ナビゲーションパック12回(通学のみ・申込8/1迄)
  4. 2012口述対策講座2ndフェーズ4回(通学のみ)
  5. 納富先生◎2012年口述対策「はじめの一歩」1回(通学・通信)
  6. 裏技講座: 口述対策 傾向と対策3回(通信)
  7. 2012年合格目標:平成23年改正条文 逐条解説講座3回(通信)
  8. 口述アドヴァンステキスト<平成24年度版>

  9.  私の合否を分けた30分1回(通信)
  10.  口述問答&ギャラリー講座1回(通学8/5のみ・通信)

新たに、口述試験対策講座が2つ追加されましたので、一覧を更新しました。

LECのサイトには、一目で全講座が分かるページが無いと思いますので、こちらのページが皆様のお役に立てれば幸いです。

論文試験の結果が、口述試験の採点に影響する!?

口述試験の面接官は、受験生の論文試験結果を見て、その出来に合わせて、優しめに試験を進めたり、あるいは厳しめに試験を進めたりする、気がします。

以下、私の個人的な体験と、多数の受験生のインタビューをした結果得られた結論です。

 論文試験の出来が良い → 口述試験は甘く採点

 論文試験の出来が悪い → 口述試験は厳しく採点


実際、私の口述試験の1回目は、とても甘かった印象があります(にも係わらず不合格なので、相当の出来の悪さですが・・・)。

この年の論文試験は、私が重点的に勉強をしていた判例から多数出題されて、かなり自信の出来であり、実際に口述試験の面接官にも「あたなは、論文試験が非常に良くできていますから、本日の面接試験は簡単だと思いますが、落ち着いて答えてくださいね」などと始めに言葉をかけられました。

試験が始まってからも、私が困ると、すぐに面接官の方で誘導質問をしてもらっていました。

何としても、私を合格させようという熱意みたいのものさえも、伝わってきました。

後日、他の受験生にも聞くと、似たような体験をしている人もいれば、逆のパターンで「あなたは論文試験がギリギリなので、面接試験では頑張ってくださいね」といったコメントを受けた受験生もいました。

真実のほどは分かりませんが、上でご紹介したような傾向が多かれ少なかれは存在すると思います。

条文の暗唱は馬鹿にならない

短答試験はマーク形式なので、条文を文字通り覚えておかなくても、正解できます。

論文試験は、条文が貸与されます。

つまり、条文の暗唱は、口述試験という場で初めて試される能力であり、これを軽視する受験生の多くが痛い目に会います。

(※口述試験でも条文の参照は可能ですが、条文の暗唱を求められた場合に条文を参照したら100%落ちます)

そして、不公平とは思いますが、求められる条文の再現率は、試験官の裁量に大きく左右されます。

中には、一言一句、条文のままを求めてくる試験官もいるので、こういう最悪の場合を想定して勉強するに越したことはありません。

例えば、論文試験では単に先使用権(79条)で良いですが、いざ口述試験で「79条の条文を言ってください」と聞かれたら、結構、差が出ると思います。

結論。過去問を解き進めていき、少なくとも、過去問で出た個所とその周辺個所の条文は潰しておきましょう。

口述試験で一番大事なこと

細かいことは近くなるにつれて、適宜記事にしていきますが、まずは、合格するための最重要ポイントは:

制限時間内に、出題された問題に答え終わること

これに尽きます。そして、出題される問題は、
 ①条文の暗唱
 ②条文の趣旨または解釈(青本に基づく)
 ③事例問題
が一般的です。①と②は確実に聞かれますので、これらから潰していくのが効率よい勉強になります。③は、聞かれたり聞かれなかったりですが、論文試験に合格されている方はまず大丈夫でしょう。

そこで、今の時期にできることは、メジャーな条文を丸暗記することです。試験官によっては、条文と完全一致でなければ、次の問題に進めさせてくれませんので、ここで転ぶとその科目は不合格決定です。

2012年口述試験対策!LEC講座一覧(2012年7月5日更新)

現在、LECが提供する口述試験対策の講座を、申込期限の早い順に並べました。
  1. 2012年合格目標:口述試験完全合格講座18回(通信のみ・申込7/31迄)
  2. 2012口述対策講座1stフェーズ6回(通学のみ・申込8/1迄)
  3. 2012年口述完全合格ナビゲーションパック12回(通学のみ・申込8/1迄)
  4. 2012口述対策講座2ndフェーズ4回(通学のみ)
  5. 納富先生◎2012年口述対策「はじめの一歩」1回(通学・通信)
  6. 裏技講座: 口述対策 傾向と対策3回(通信)
  7. 2012年合格目標:平成23年改正条文 逐条解説講座3回(通信)
  8. 口述アドヴァンステキスト<平成24年度版>

上記のリストで、「1番」~「3番」は、かなり本格的な講座ですので、この時期に緊張感が沸かないという方や、さっさと口述試験を合格レベルに引き上げたい方にもってこいです。私が受験生の頃は、こんなに充実していませんでした。うらやましい限りです。

一方で、まずは口述試験対策がどんなものかを知りたいという方は、値段も手ごろな「5番」~「7番」がよいと思います。

 「8番」は口述試験対策に必須の過去問テキストです。

口述試験に向けてのスタートを早めに!

論文試験を終了してから、いかに早く口述試験の勉強のスタートを切れるかが、口述試験の合否の最大の分かれ目かもしれません。

私は、不合格の年は、論文試験終了後、合格発表まで遊んでいました。そして、合格発表があった9月の中旬から、ようやく勉強を本格的に開始しましたが、口述試験までの1カ月の間に合格レベルにできるはずもなく、打ちのめされました。

なので、今回の論文受験をされた方は、自分の合格を信じて、早め早めのスタートを切られると良いと思います。

短時間でかつ効率よく勉強をするのであれば、第1に「過去問の分析」です。私が使用したのはLECのもので、本番までに5周しました。

口述アドヴァンステキスト

そして、第2に、青本を徹底的に読むことです。というのも、口述試験の出題範囲は、
 ①条文の暗記、
 ②条文の趣旨(青本)、
 ③条文の解釈(60%が青本、30%が審査基準、10%が判例)
だからです。青本の占める範囲が他の試験よりも圧倒的に大きいのです!

 

しかし、青本を全て読むにはかなりの勉強時間が必要であり、それを確保できないようであれば、受験機関に頼るのが良いかと思います。受験機関の講座はまた次回の記事にまとめます。

試験別の受験機関に関する考察 <口述試験>

短答試験と論文試験が免除の場合、口述試験のために1年間を費やすことになります。
実際に、私もそのような経験をしました。

この場合に、口述ゼミに参加すべきかが悩みの種となります。

例えば、受験機関が提供するものでしたら、まずは、
 LEC
 TAC(早稲田セミナー)
があります。これらの受験機関には、短答試験・論文試験の講座も多くあり、
その延長上として、口述試験講座も用意されているという感じです。

続いて、口述試験を主に扱っている受験機関として有名なのでは、
 コスモ塾(旧 アイピーネットワーク)
があります。こちらは、以前までは口述試験に特化されていましたが、
最近は短答試験や論文試験にも力を入れ始めたようです。
口述要点整理集」等の参考書を出版していることで有名です。

他にも、口述試験にかなり重点を置いている受験機関として、
 吉田ゼミ
があります。口述模試の際に、ビデオ撮影してくれることで有名なところです。

これらの他にも、数多くの受験機関が口述ゼミを提供していると思いますし、
自主ゼミなどを活用される方も多いと思います。

結論としては、これが正解というのは無いと思います。
自分の選択した道を信じて進めば、合格できます。

というのも、口述試験対策の勉強内容は、「青本の読み込み」と「論点整理」だからです。
これを、1年間かけて一人でやる意志があれば、独学で良し。
モチベーションが上がらないのであれば、ゼミに参加する。
 (私は、自分の意志に自信が無かったので、LECのゼミに参加しました)

最後に注意点として1つ。
複数の受験機関のゼミを掛け持ち等して、色々と手を出し過ぎるのは、良くないと思います。
勉強の効率が下がり、1年を通じてまとまった勉強の成果が得にくくなるからです。

P.S. 口述模試については、もう少し近くなったら記事にアップします。

青本をどう扱う?

受験生にとって、
青本をどのように位置づけるべきでしょうか?

結論から言うと、口述試験に合格しようと思ったら、
一度は、通読しておかなければならない参考書
だと私は思います。


まず、短答試験において、青本を読みこなすことにより、
得点UPが見込めるか、というとNOでしょう。

短答試験は、唯一、条文が貸与されない試験です。
青本を読むくらいなら、条文を少しでも正確に覚えるべきです。
趣旨や解釈の理解は、受験機関のレジュメで十分です。


次に、論文試験。
青本の比重は、短答試験よりも高まりますが、
それでも私は、不要と思います。

確かに、最近は趣旨を問う問題が増えており、
特許庁のホームページでもPDFがダウンロードできるようになり、
青本の重要性が増しているのは確かです。

しかし、論文試験においては、
青本のエッセンスを効率よく文章化することが求められており、
それをするには、受験機関のレジュメを丸暗記するのが、
一番早いかと思います


もちろん、青本を一読したうえで、
自分なりに、必要事項を論文試験用にまとめるというのは、
理想的ですが、中々時間がかかります。


最後に、口述試験。
実は、私は、口述試験に落ちるまで、青本を持ってもいませんでした。

しかし、口述試験の敗因や合格者の声を聞き、総合的に分析する中で、
青本を読まなかったことが自分の落ちた原因の一つだと確信しました。

つまり、口述試験は、
青本の全体像とでもいうものを理解しているのか否かが
試される試験なのです

単にキーワードを並べるのではなくて、
その前後の文脈を再現できるかが、求められます。

といいますのも、口述試験では、面接官がある程度、自由に受験生へ質問でき、突っ込まれた際に受験生に求められる解答が、
「キーワードがどのような経緯で青本に登場するか」を説明することだからです。

実際、青本を読んでいなかった私は、本番の試験で、
レジュメのキーワードを並べることは、容易に出来ましたが、
しかし、一歩踏み込んだ質問をされると、ポカ~ンとしてしまい、
そんなやりとりの繰り返しでした。
面接官に「こいつは、青本の理解が甘いな」と思われたのでしょう。


要約すると、
論文試験が終わったあたりから、口述試験対策がてら、
落ち着いて、青本を一回は、一読するのが良いと思います


一度読むと、全体像が体系的に理解でき、
どこが重要か否かが見えてきます


暗記すること

数日前に短答試験の合格発表がありましたね。
合格された方、おめでとうございます。
論文試験に向けて、最後のスパートをかけて頑張ってください。


さて、本日は暗記についてです。
論文試験では法文集が貸与されるとはいえ、条文に書かれていない内容は丸暗記しなければなりません。
暗記事項は、大きく分けて3つ。条文の趣旨、条文の解釈、そして判例です。

まずは、条文の趣旨について。
ここ2,3年の問題の傾向を見ると、特許法は事例問題が中心であり、趣旨が聞かれているのは意匠法であります。
この状況を見ますと、少なくとも意匠法は万全の準備をしておく必要があります。
そして、特許法・商標法の趣旨については、どこまで踏み込んで対策を練るかは微妙です・・・。
個人的には、特許法で趣旨が聞かれる日もそう遠くないと思っています。
いずれにせよ、特許法・商標法でも趣旨について注意をするに越したことはありません。

次に、条文の解釈。これは必須です。
典型的なところでは、先使用権の「事業の準備」などですね。
答練でも過去問でも、本当によく見かけます。
私は、進歩性の判断基準がそろそろ出るかなと~いつも予想しているのですが・・・。一向に出ませんね。
ともかく、答練などで登場したものは全て覚えるつもりで徹底的にやるべきでしょう。

最後に、判例ですが、これも解釈と同じくらい重要です。
といいますのも、去年の特許法では第2問が丸ごと判例だったからです。
今後の流れがどうなるかは分かりませんが、何らかの形で出題されるでしょうし、するとその出来が合否に関わってくることは間違いありません。
答練に登場してきた判例や基本レジュメの判例はしっかり押さえておくべきだと思います。


さて、前置きが長くなりましたが、これからが本題です。
これら3つの内容を暗記する場合に、その言葉をそのまま暗記する方が良いのです。
つまり、自分の言葉や、自分の分かり易い論理に置き換えた順番などではなくて、趣旨なら青本の記載そのままに、判例なら判例の文言通りに暗記すべきなのです。
といいますのも、答案用紙にはそのままを反映させた方が心証点が高いからです。
特に、去年の意匠法のように趣旨がズバリ聞かれる場合や特許法の第2問のように判例がズバリ聞かれる場合、内容を大雑把に書いただけでは合格点に達しないと考えられます。
他の受験生も論点は押さえてくるからです。

とすると、いかに正確に暗記をするかがポイントになります。

それには、直前のこの時期に、死ぬ気で体に覚えさせる必要があります。
方法は様々でしょうけれども、私が直前に用いたのは、
①毎日、覚えたいフレーズを10回唱える。だまされたと思って、1週間やって見てください。すぐに覚えられます。忘れるのも早いですけど、それで充分です。
②家の壁の至るところに、覚えたいフレーズを貼り付ける。できるだけ大きな紙に、大きな文字で書くのがお薦めです。
③ベタですが、覚えたいフレーズを単語カードに書いて持ち歩く。

加えて、もし時間に余裕がある方は、吉永賢一さんの本をご覧になられると良いと思います。
私の上の3つも、吉永さんの本の中で紹介されているものに沿っております-五感を使って覚える。
本の中では、沢山の記憶法が紹介されていますので、自分に合うものが見つかるはずです。
大きな字で書かれており、
構成も分かり易いですし、20~30分くらいで読めると思いますので、興味のある方は是非一読を。

また、
「暗記する」という作業が勉強の8割~9割を占める口述試験の勉強にも役立つのではな いかと思います。
私も日々、吉永さんの本を参考にして、自分に合った記憶方法を模索しております。

弁理士口述試験に使っている参考書

平成21年の論文試験に合格したのですが、その年の口述試験に落ちてしまいました。
最大の原因は精神的な甘えだという分析のもと、現在は平成22年の口述試験に向けて励んでおります。

口述試験対策に使っている参考書は、「青本」と「一問一答集」です。
口述試験の問題は青本が題材になっているので、青本の読み込みはとても大事です。もちろん全ての箇所が重要というわけではないので、重要な箇所にマーカーを付けて繰り返し読み込みます。
また、自分の知識がどれだけ定着したかを把握するために一問一答集を使ってテストしています。

青本をINPUT、一問一答集をOUTPUTという位置づけで使っていますが、口述試験までの日数がまだ5ヶ月近くあることを考えますと、主に知識の総整理(つまりINPUT)をしているのが現状と言えそうです。

プロフィール
弁理士ランキング参加中
にほんブログ村 士業ブログ 弁理士へ
にほんブログ村

にほんブログ村 資格ブログ 弁理士試験へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ


↑上位争い中

相互リンク募集中!