口述試験の面接官は、受験生の論文試験結果を見て、その出来に合わせて、優しめに試験を進めたり、あるいは厳しめに試験を進めたりする、気がします。
以下、私の個人的な体験と、多数の受験生のインタビューをした結果得られた結論です。
論文試験の出来が良い → 口述試験は甘く採点
論文試験の出来が悪い → 口述試験は厳しく採点
実際、私の口述試験の1回目は、とても甘かった印象があります(にも係わらず不合格なので、相当の出来の悪さですが・・・)。
この年の論文試験は、私が重点的に勉強をしていた判例から多数出題されて、かなり自信の出来であり、実際に口述試験の面接官にも「あたなは、論文試験が非常に良くできていますから、本日の面接試験は簡単だと思いますが、落ち着いて答えてくださいね」などと始めに言葉をかけられました。
試験が始まってからも、私が困ると、すぐに面接官の方で誘導質問をしてもらっていました。
何としても、私を合格させようという熱意みたいのものさえも、伝わってきました。
後日、他の受験生にも聞くと、似たような体験をしている人もいれば、逆のパターンで「あなたは論文試験がギリギリなので、面接試験では頑張ってくださいね」といったコメントを受けた受験生もいました。
真実のほどは分かりませんが、上でご紹介したような傾向が多かれ少なかれは存在すると思います。