2008年大学生の時に弁理士を志し、勉強をスタート。 2010年弁理士試験に合格し弁理士として奮闘中! 弁理士キタロウの本音ブログ

判例

ノート③ BBS並行輸入事件(黙示の許諾)

特許の並行輸入で大事なやつです。

【BBS並行輸入事件です(平成9年7月1日、最高裁)】

以下、①と②に該当しなければ、黙示の許諾を与えたとして、特許権侵害とならず、一方、該当すれば我が国への輸出を留保したものとして、特許権の侵害となる。

①譲受人の場合、特許権者が当該製品について販売先ないし使用地域から我が国を除外する旨を譲受人との間で合意した場合

②譲受人から特許製品に譲り受けた第三者及びその後の転得者の場合、上記合意を譲受人と行い、特許製品にその旨を明確に表示した場合

論文試験まであと3週間、最後の詰め込みチャンス!

論文試験まで、3週間です。
各自で必要な勉強をされていることと思います。

今までやってきたことを、整理して、身につけていく。
そして、もし、集中的に詰め込むなら今の時期がラストチャンスです。

つまり、試験3週間前~試験1週間前くらいまでの時期。
それ以降は、復習に徹するべきだからです。

以下、LECの短時間で効率よく学習できる論文用講座を紹介します。
※金額はWeb講座の場合です。

☆☆ 論文要点総整理講座 (江口先生・全6回・40,000円)
→私の大好きな江口先生の講座です。特におススメです。
→漏れのない体系的な知識の整理をしたい人、モチベーションを高めたい人におススメです。

☆☆ 判例審査基準直前攻略講座 (納冨先生・全6回・40,000円)
→私の大好きな納冨先生の講座です。特におススメです。
→判例と審査基準を効率よく整理したい人、試験で得する情報・テクを知りたい人におススメです。

  論文直前構成演習講座 (宮口先生・全6回・40,000円)
→答案構成に時間がかかる人、方針を間違う人、問題の数こなしたい人におススメです。

 事例・一行問題征服講座 (宮口先生・全6回・40,000円)
→答案のまとめ方が苦手な人、シンプルな答案で高得点を狙いたい人におススメです。

☆☆ 好評につき今年も実施!サマライズ2012上級ゼミ (江口先生・全4回・20,000円)
→私の大好きな江口先生の講座です。特におススメです。
→問題数を効率よくこなした人、答案構成に磨きをかけたい人、モチベーションを高めたい人におススメです。

  宮口聡のスーパーチャージド判例100 (宮口先生・全3回・18,000円)
→判例を体系的に整理したい人、判例のキーワードを押さえたい人におススメです。

判例を再び

私は、受験生時代に判例を覚えるのが嫌で嫌で仕方なかったのですが、
今年は付記試験のために、また判例を覚える必要がありそうです。
やれやれ・・・。

まぁ、侵害訴訟ともなれば、判例は大切か。
均等論なんて朝飯前じゃないと、訴訟代理人は務まらないか・・・。


ところで、弁理士試験の論文で判例が出題されたら、
判例の文言をどれだけ正確に再現できるかで得点が決まります。

まさしく丸暗記が必要です。
得点を稼ぐためだけの、不毛な作業です。
特許実務において、活かせる機会なんてほぼゼロです。
だから、試験勉強と割り切って、耐えるしかありません。

マニアックな判例を覚える必要はありません。
今年の模試と答練で出題された判例をしっかり身につければ、
試験で自分が他の受験生より劣ることは無いはずです。

LECの、判例審査基準直前攻略講座!

論文試験の直前の勉強方法ですが、

 ① 過去問や今までの答練の復習
     ⇒定着していない知識を整理するので、INPUTに近い

 ② 新しい問題(模試やLEC裏技講座)に触れる
     ⇒答案構成力や書く力を養う意味で、OUTPUTに近い

以上が、大きな2本柱だと思います。


ただ、もう少し時間があって頑張れるという方には、以下の③も併せておススメします。

 ③ 判例と審査基準を、短時間かつ効率よく整理できる講座を受講
     ⇒例えば、LEC 2012年 判例審査基準直前攻略講座

実は、私も直前期に自分の知識の漏れが不安になり、このような知識整理の講座を受講しました。

といいますのも、論文試験では判例と審査基準が絶対に出題され、法文集には書いていないので、覚えておかないといけません。
もし自分の知らない判例や審査基準の内容が出題され、全く書けなかったら、合格はかなり難しいです。
そうは言っても、どこまでを覚えれば良いのかは判然としません。

そこで、受験機関の直前期の整理INPUT講座なら、一通り網羅してくれるだろうと信じて、このような講座を受講しました。

時期が時期ですので、講座のほとんどの内容は知っていましたが、たまに、知らないものもあり、要チェックしました。
逆に、よく知られた判例や審査基準であれば、本試で出題された場合いかに正確に書けるかが合否の分け目になりますので、講座を聞いて、長い判例などではどれが必須キーワードかを理解できました。

本試験の1ヵ月前くらいに、一回、ドンと頭に叩き込んでおくと良いかと思います。

2012年判例審査基準直前攻略講座
2012年判例審査基準直前攻略講座

暗記すること

数日前に短答試験の合格発表がありましたね。
合格された方、おめでとうございます。
論文試験に向けて、最後のスパートをかけて頑張ってください。


さて、本日は暗記についてです。
論文試験では法文集が貸与されるとはいえ、条文に書かれていない内容は丸暗記しなければなりません。
暗記事項は、大きく分けて3つ。条文の趣旨、条文の解釈、そして判例です。

まずは、条文の趣旨について。
ここ2,3年の問題の傾向を見ると、特許法は事例問題が中心であり、趣旨が聞かれているのは意匠法であります。
この状況を見ますと、少なくとも意匠法は万全の準備をしておく必要があります。
そして、特許法・商標法の趣旨については、どこまで踏み込んで対策を練るかは微妙です・・・。
個人的には、特許法で趣旨が聞かれる日もそう遠くないと思っています。
いずれにせよ、特許法・商標法でも趣旨について注意をするに越したことはありません。

次に、条文の解釈。これは必須です。
典型的なところでは、先使用権の「事業の準備」などですね。
答練でも過去問でも、本当によく見かけます。
私は、進歩性の判断基準がそろそろ出るかなと~いつも予想しているのですが・・・。一向に出ませんね。
ともかく、答練などで登場したものは全て覚えるつもりで徹底的にやるべきでしょう。

最後に、判例ですが、これも解釈と同じくらい重要です。
といいますのも、去年の特許法では第2問が丸ごと判例だったからです。
今後の流れがどうなるかは分かりませんが、何らかの形で出題されるでしょうし、するとその出来が合否に関わってくることは間違いありません。
答練に登場してきた判例や基本レジュメの判例はしっかり押さえておくべきだと思います。


さて、前置きが長くなりましたが、これからが本題です。
これら3つの内容を暗記する場合に、その言葉をそのまま暗記する方が良いのです。
つまり、自分の言葉や、自分の分かり易い論理に置き換えた順番などではなくて、趣旨なら青本の記載そのままに、判例なら判例の文言通りに暗記すべきなのです。
といいますのも、答案用紙にはそのままを反映させた方が心証点が高いからです。
特に、去年の意匠法のように趣旨がズバリ聞かれる場合や特許法の第2問のように判例がズバリ聞かれる場合、内容を大雑把に書いただけでは合格点に達しないと考えられます。
他の受験生も論点は押さえてくるからです。

とすると、いかに正確に暗記をするかがポイントになります。

それには、直前のこの時期に、死ぬ気で体に覚えさせる必要があります。
方法は様々でしょうけれども、私が直前に用いたのは、
①毎日、覚えたいフレーズを10回唱える。だまされたと思って、1週間やって見てください。すぐに覚えられます。忘れるのも早いですけど、それで充分です。
②家の壁の至るところに、覚えたいフレーズを貼り付ける。できるだけ大きな紙に、大きな文字で書くのがお薦めです。
③ベタですが、覚えたいフレーズを単語カードに書いて持ち歩く。

加えて、もし時間に余裕がある方は、吉永賢一さんの本をご覧になられると良いと思います。
私の上の3つも、吉永さんの本の中で紹介されているものに沿っております-五感を使って覚える。
本の中では、沢山の記憶法が紹介されていますので、自分に合うものが見つかるはずです。
大きな字で書かれており、
構成も分かり易いですし、20~30分くらいで読めると思いますので、興味のある方は是非一読を。

また、
「暗記する」という作業が勉強の8割~9割を占める口述試験の勉強にも役立つのではな いかと思います。
私も日々、吉永さんの本を参考にして、自分に合った記憶方法を模索しております。

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