しかし、特許事務所勤務の4年目の私には、まだまだ険しい道のりです。
ようやく、日本特許庁への実務が一人前になり始めたくらいです。
外国特許庁への仕事が一人前になるのは、あと何年かはかかりそうです・・・。
現在は、アメリカ、欧州、中国あたりを試行錯誤で経験している最中です。
具体的な勉強内容については、新しいことをするより今までの復習に徹します。そして、何よりも大切なことは、自分の力を100%出せる準備をすることです。
例えば、一般的なことですが、体調を崩さない。睡眠を取る(私は、毎日8時間を心がけました)。食事もバランス良く。当日に胃もたれしたり、力が発揮できない食事は避ける。
そして、論文試験に特有なことは、特・実の試験が終わってもあきらめないこと!毎年多くの受験生が、特・実の試験が終了して自分はもう不合格だと意気消沈して、残りの科目もイマイチな出来で不完全燃焼します。
ただ、覚えておいてください。特・実は大体の年度が難しいです。そして時間が足りないことはよくあることだし、自分が多少のミスをしていても、他の受験生も同じミスをしていることが多いです。すると、合格者と不合格者の違いは、(もちろん、これだけではありませんが)1科目目の出来が決して良くなくても切り替えて残りの科目でいつも通りの力を出せた人と、1科目目のことを引きずって残りの科目で力が出せなかった人とであると捉えることもできます。
なので、特・実で思うように解答できなかったとしても、その精神状態を後の科目へ引きずらないための心の準備をしておくことはとても大事です。最後の1週間は、寝る前などに当日のシミュレーションをして備えると良いと思います。
弁理士論文試験の2週間前~1週間前までの、この1週間は論文試験前に自由に時間が使える最後の期間です。
というのも、試験1週間前~当日の期間になると、精神的に落ち着かなくなったり、体調管理のために無理ができなくなったり、勉強内容も復習が中心になったりして、思うほど勉強がはかどらないからです。
私自身も受験生時代は、この1週間だけは死ぬ気やろうと心に決め、睡眠時間を3時間に設定しました。
そして、過去1年分のLECの「実戦答練」「直前答練」「公開模試」「江口先生の裏技講座」の問題を全て復習しました。
1つの問題につき、答案構成10分・反省5分と決めてどんどん進めていき、結果的に2~3周はしたと思います。
私は5月に答案用紙にひたすら書き込む時期を設けたことで、書くスピードには自信がありましたので、この時は書き込みはしませんでした。
皆さんも、実質的には、ラスト1週間といえるこの時期の過ごし方に悔いが残らないよう、慎重かつ大胆に過ごしてください。
タイトルの答えは、「その年齢の平均的な人の収入よりは高いけど、ずば抜けて高いわけではない」というところでしょうか。
少し前までは、日本特許庁への出願件数が順調に伸び、弁理士の数も増やそうということで、弁理士は貴重な存在であり、「弁理士」という肩書だけでも、収入が見込めた時代でした。
しかし、最近では出願件数が減少しており、にも係わらず、相変わらず弁理士の数が増え続けて飽和状態になっていますので、資格を取ったからといって、すぐに収入が上がるわけでもないと思います。
弁理士になった上で、さらに自分の武器を見つけ、磨かなければなりません。逆にいえば、武器のある人は、年齢の枠を超えてかなりの高収入が得られる場合もあります。
弁理士試験受験生が1年の中で、最も勉強するのは6月ではないでしょうか。
論文試験直前期で、モチベーションが、MAXに達するからです。
勉強時間の意識は大切だと思います。
私も勉強時間の記録は毎日、欠かさず付けていました。
ちなみに、6月は、200時間以上を記録しました。
大切なのは、昨日よりも少しでも多く勉強時間を確保できたか?
電車の中で、眠らずにひと踏ん張りできるか?
昼休みの10分に効率よく勉強するには、何が適しているか?
夜の時間に眠くならないようには、コーヒー?栄養ドリンク?
最後は自分との戦いです。
もし、よければ下記のサイトを見てみてください。
自分の勉強時間が記録でき、他の受験生の勉強時間も分かり、
モチベーションを高められると思います。
弁コン 弁理士受験生向け → http://bencom.glog.jp/