2008年大学生の時に弁理士を志し、勉強をスタート。 2010年弁理士試験に合格し弁理士として奮闘中! 弁理士キタロウの本音ブログ

弁理士試験

趣旨・判例・審査基準はどこまで勉強する?

論文試験の勉強も、試験が近付いてくると焦ってきます。

どこまで勉強すれば良いのか?
つまり、趣旨はどこまで、判例はどこまで、審査基準はどこまで?

そこで、私がいつも思い出す言葉があります。
LECの納冨美和先生が、よく言われていました。

「赤信号は、みんなで渡れば恐くない。」

つまり、横断歩道を渡るときに、歩行者信号が赤でも、
みんなで渡れば、車が来ても恐くないということです。
これを弁理士試験に当てはめると・・・

論文試験は、相対評価です!
なので、受験生全員が得点できない箇所は、合否に影響しません
逆に、ほとんどの人が押さえているポイントを、自分だけ落とすと、合格が一気に遠のきます。

実際に、論文試験合格者を観察すると、
ファインプレーが多いというよりは、ケアレスミスが少ないことに気付きます。

では、受験生全員が絶対に押さえるべきポイントとは?
ズバリ、「過去問」と「受験機関の模試と答練」です。
これらから、もし同じ問題が出たら、確実にゲットしないと合格は難しいです。

落ちる人というのは、試験の後にこう言います。
「どこかで見たことのある問題だったけど、上手く書けなかった。
ちゃんと復習しておけばよかった~。」

結論としまして、
試験直前期で、勉強する内容を絞ろうと考えている方は、
受験生の間で頻繁に登場している論点から順に潰していくことです。

短答試験の直前期は知識を整理

短答試験が近いです。
直前期のこの時期にすることは、知識を詰め、整理することです

短答試験は3.5時間で時間配分や集中力の維持が難しいという面もありますが、
それでも、論文や口述と比べて、「INPUT」の比重がはるかに大きい試験です。
そして、短答試験で詰め込んだ知識はその後の論文や口述試験の基礎となります。

短答試験の受験生の方は、とにかく、時間の許す限り、知識の体系化に努めてください。
おそらく、この時期が最もモチベーションが上がるはずです。
無駄のない勉強計画を立て、日々それを見直し、ぐっと合格を引き寄せてください!

私は、大学4年生の頃に短答試験を受験しましたので、
卒論を放置し、研究室に全く顔を出さずに、自宅にこもってひたすら勉強していました。
睡眠時間も3~4時間程度でした。
モチベーションが高い時期というのは、不思議と、生活に支障が無いものです。
もちろん、試験の1週間前からは、睡眠時間も6時間程度を心がけましたが。

いずれにしましても、短答受験生の方、最後の追い込みを頑張ってください!

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