弁理士論文試験の2週間前~1週間前までの、この1週間は論文試験前に自由に時間が使える最後の期間です。
というのも、試験1週間前~当日の期間になると、精神的に落ち着かなくなったり、体調管理のために無理ができなくなったり、勉強内容も復習が中心になったりして、思うほど勉強がはかどらないからです。
私自身も受験生時代は、この1週間だけは死ぬ気やろうと心に決め、睡眠時間を3時間に設定しました。
そして、過去1年分のLECの「実戦答練」「直前答練」「公開模試」「江口先生の裏技講座」の問題を全て復習しました。
1つの問題につき、答案構成10分・反省5分と決めてどんどん進めていき、結果的に2~3周はしたと思います。
私は5月に答案用紙にひたすら書き込む時期を設けたことで、書くスピードには自信がありましたので、この時は書き込みはしませんでした。
皆さんも、実質的には、ラスト1週間といえるこの時期の過ごし方に悔いが残らないよう、慎重かつ大胆に過ごしてください。
直前
弁理士試験受験生が1年の中で、最も勉強するのは6月ではないでしょうか。
論文試験直前期で、モチベーションが、MAXに達するからです。
勉強時間の意識は大切だと思います。
私も勉強時間の記録は毎日、欠かさず付けていました。
ちなみに、6月は、200時間以上を記録しました。
大切なのは、昨日よりも少しでも多く勉強時間を確保できたか?
電車の中で、眠らずにひと踏ん張りできるか?
昼休みの10分に効率よく勉強するには、何が適しているか?
夜の時間に眠くならないようには、コーヒー?栄養ドリンク?
最後は自分との戦いです。
もし、よければ下記のサイトを見てみてください。
自分の勉強時間が記録でき、他の受験生の勉強時間も分かり、
モチベーションを高められると思います。
弁コン 弁理士受験生向け → http://bencom.glog.jp/
今後適宜更新していくたいと思いますので、よかったら活用ください。
■講座
■模試
■答練
■裏技講座
- 論文作成力養成!サマライズ2012上級ゼミ4回(通信)
←キタロウのおすすめ
→紹介記事はこちら
論文試験の直前の勉強方法ですが、
① 過去問や今までの答練の復習
⇒定着していない知識を整理するので、INPUTに近い
② 新しい問題(模試やLEC裏技講座)に触れる
⇒答案構成力や書く力を養う意味で、OUTPUTに近い
以上が、大きな2本柱だと思います。
ただ、もう少し時間があって頑張れるという方には、以下の③も併せておススメします。
③ 判例と審査基準を、短時間かつ効率よく整理できる講座を受講
⇒例えば、LEC 2012年 判例審査基準直前攻略講座
実は、私も直前期に自分の知識の漏れが不安になり、このような知識整理の講座を受講しました。
といいますのも、論文試験では判例と審査基準が絶対に出題され、法文集には書いていないので、覚えておかないといけません。
もし自分の知らない判例や審査基準の内容が出題され、全く書けなかったら、合格はかなり難しいです。
そうは言っても、どこまでを覚えれば良いのかは判然としません。
そこで、受験機関の直前期の整理INPUT講座なら、一通り網羅してくれるだろうと信じて、このような講座を受講しました。
時期が時期ですので、講座のほとんどの内容は知っていましたが、たまに、知らないものもあり、要チェックしました。
逆に、よく知られた判例や審査基準であれば、本試で出題された場合いかに正確に書けるかが合否の分け目になりますので、講座を聞いて、長い判例などではどれが必須キーワードかを理解できました。
本試験の1ヵ月前くらいに、一回、ドンと頭に叩き込んでおくと良いかと思います。

2012年判例審査基準直前攻略講座
短答試験が近いです。
直前期のこの時期にすることは、知識を詰め、整理することです。
短答試験は3.5時間で時間配分や集中力の維持が難しいという面もありますが、
それでも、論文や口述と比べて、「INPUT」の比重がはるかに大きい試験です。
そして、短答試験で詰め込んだ知識はその後の論文や口述試験の基礎となります。
短答試験の受験生の方は、とにかく、時間の許す限り、知識の体系化に努めてください。
おそらく、この時期が最もモチベーションが上がるはずです。
無駄のない勉強計画を立て、日々それを見直し、ぐっと合格を引き寄せてください!
私は、大学4年生の頃に短答試験を受験しましたので、
卒論を放置し、研究室に全く顔を出さずに、自宅にこもってひたすら勉強していました。
睡眠時間も3~4時間程度でした。
モチベーションが高い時期というのは、不思議と、生活に支障が無いものです。
もちろん、試験の1週間前からは、睡眠時間も6時間程度を心がけましたが。
いずれにしましても、短答受験生の方、最後の追い込みを頑張ってください!