2008年大学生の時に弁理士を志し、勉強をスタート。 2010年弁理士試験に合格し弁理士として奮闘中! 弁理士キタロウの本音ブログ

短答試験

2013年短答&論文試験LECの対策講座一覧(2012年8月16日更新)

2013年受験向けの短答&論文試験対策講座一覧です。
今後適宜更新していくと思いますので、よかったら活用ください。

※この記事では短答と論文試験対策の両方がパックになっている講座のみをまとめています。
※裏技講座やテキストについては次回追加予定です。

■コース・パック ↓「通学」の1年合格ベーシックコース&アウトプット完成コースです。
LECサイト上ではリンクが見当たりませんでしたが、今からでも申込可能です。 ■講座

H24年、短答試験の合格最低点は37点

短答試験の合格発表があり、合格最低点が「37点」とのことでした。

合格された方、おめでとうございます。この勢いのまま、論文試験まで走り抜いて下さい!

残念ながら、不合格だった方、この悔しさを1年間噛みしめながら、来年の合格を必ず勝ち取って下さい。とりあえずは、休養をしながら、年間計画を考えましょう。

ともかくも、皆さん、お疲れ様でした。

短答試験受験生の方、お疲れ様です

今夜の21時頃に、LECとTACは、ホームページで解答速報を出すようです。
ただ、受験機関の解答は大抵2~3問ほど、特許庁の正解と異なりますので、もし、今日の速報で得点が厳しくても、あきらめないで下さい。

正確には、明日の特許庁の正解とで答え合わせをして、今後の戦略を練れば良いかと思います。

私は、以前の記事で、近年の短答試験の合格最低点が「36点~41点」とご説明しました。
今年もこの傾向から大きくは外れないと思います。

そこで、得点が30点未満だと合格は難しいと思いますが、30点以上であれば、論文試験への準備を開始するべきだと思います

短答試験の合格結果が出るまでは宙ぶらりんな状態ですが、この時期にしっかりと集中して勉強できるか否かで、論文試験の出来が大きく変わってきますので、自分を信じ切って、論文試験へ全力で進んでください!
仮に、合格最低点が45点とかに跳ね上がったとしても、ここで費やした論文試験対策の勉強は、来たる論文試験の時に絶対に活きます。

逆に30点に満たない人は、今回の反省を分析して、来年の短答試験への再スタートを少しでも早く切りましょう。

とにかく、受験生の皆さま、本当にお疲れ様でした。
1日~2日は、ゆっくり休んで下さい。

短答試験の合格最低点の推移

この時期の短答受験生は、不安と隣り合わせですが、
そんな時こそ、客観的なデータと分析が大事です。

そこで、本日は、短答試験のボーダーを紹介します。
特許庁の公式見解では、短答試験の合格レベルは「6割程度」と書かれています。

過去の合格最低点を調べてみると、36点から41点の間です。
つまり、6割から7割というところでしょうか。
「45点を取ればまず合格、40点でも多分合格、35点でも可能性はある!」
最後まで自分を信じて頑張ってください!

tantou

平成14年:40点
平成15年:36点
平成16年:39点
平成17年:41点
平成18年:37点
平成19年:39点
平成20年:39点
平成21年:37点
平成22年:39点
平成23年:39点

平成23年の短答試験の第15問を題材に

短答試験の過去問は、とても良い勉強になります。
この時期、短答試験の受験生は色々なことに手を出して、焦りがちですが、私は、自宅学習の軸は2つだと思います。
 ①条文の読み込み(趣旨・要件・効果)
 ②過去問の徹底

そして、これらは、必ずしも独立にする必要はなく、
特に、過去問を徹底する過程で、条文を再びレビューするという相互理解によって、勉強の効率化を図れると思います。

具体的にご説明します。
平成23年の短答試験の第15問を例にします(問題文は、記事の末尾)。
正解は、枝3です。
これを解くには、1分くらいで十分と思いますが、復習には10分かけても良いと思います。
というのも、大切なのは、解答に至るまでの思考回路だからです。

例えば、枝1には、条文番号が登場しませんが、枝1を不正解とする条文の根拠は?
 152条です。

では、152条は、いわゆる、どのような規定?
 職権進行主義です。

では、職権主義と対立する概念は?
 当事者主義です。

民事訴訟では、当事者主義が原則なのに、どうして特許法は職権主義を採用?
 特許権は、公衆の利益と密接に関連し、対世効を有するから。

このように、1つの枝でも、上記の内容を理解した上で解答に導ける人と、何となくで解答にたどりつく人がいて、いずれも「見かけ上は正解」です。
しかし、「本当の正解」とは、過去問で登場した問題の解答の根拠とその周辺の内容を全て理解してはじめて達成できるものと思います
枝1を復習する際には、少なくとも、上のような事項も合わせて確認すると、勉強の効率化が図れます。
他の枝も、同じように復習をしてみて下さい。


〔15〕特許法に規定する審判の審理に関し、次のうち、正しいものは、どれか。

1 審判長は、口頭審理による審判をするときは、その期日及び場所を定め、当事者及び参加人に対し、期日の呼出しを行わなければならないが、当事者及び参加人の全員が期日に出頭しないときは、審判手続を進行することができない。

2 二以上の審判において、一方の当事者が同一であっても他方の当事者が異なる場合には、審理の併合をすることはできない。

3 事件が複雑であるとき、その他やむを得ない理由があるときを除き、審理の終結の通知を当事者及び参加人に発した日から20日以内に審決をしなければならないが、審理の終結の通知をした後でも、必要があれば、審判長は職権で審理の再開をすることができる。

4 口頭審理による審判については、審判書記官は、期日ごとに審理の要旨その他必要な事項を記載した調書を作成しなければならないが、調書の記載について当事者が異議を述べたときは、審判長の許可を得て調書の記載を変更しなければならない。

5 審判官の除斥又は忌避の申立ては、書面審理においては書面で、口頭審理においては口頭で、それぞれ行わなければならない。

試験別の受験機関に関する考察 <短答試験>

本日のテーマは、タイトル通りです。
シリーズで書きたいと思いますが、まずは第1弾の短答試験です。

これについての私の結論は、「どこでも良し」です。
というのも、短答試験は受験機関に頼るウェイトの低い試験と思うからです。

短答試験の場合は、ひたすら過去問を解き、解けなかった個所を繰り返す。
10年分ほどの過去問が、解答に至るまでの道筋も含めて完璧に分かれば、まず受かると思います。
実際、私はそのような勉強をして短答試験は一発合格を果たしました。

どこの受験機関も答練などの講座はありますが、
結局のところ、過去問と同じかそれを多少ひねった程度の問題を、
審査基準や基本レジュメを引用して解説するという内容です。

私が唯一、受講したのは、直前の模試です(LECと早稲田セミナー)。
これには2つの意義があります。

①3時間半を、周囲に受験生がいる環境で味わうことです。
特に、どういう場面で自分は心の冷静さを保てなくなるのか?
(例えば、時間配分が予定通り進んでいないとか・・・)
これを出来るだけ多く分析し、事前に対策を練ることによって、本試験でのパフォーマンスを少しでも高めることができます

これが模試を受ける最大の意義だと思います。

②他にも、模試の得点分布を分析することによって、自分の弱点が分かります。
すると、それに基づいて、本試験までの数日間の分野毎の勉強量の配分を決めることができ、勉強の効率化を図ることができます。

これも、大きな意義でしょう。

逆に言うと、模試で出題される問題の内容自体は、過去問と同じか多少のひねりを加えたものに過ぎず、「どこどこの受験機関の模試を受けたほうが良い」ということはありません。

実際に、本試験でも、
多くの問題は今までどこかで目にしたことのある問題のはずです。

以上をまとめると、
短答試験対策の受験機関選びに関しては、あまり神経質になる必要は無いと思います。
受験機関で出題される問題(答練や模試)に大差は、ありません。
通学しやすい場所にあるとか、授業料が安いとか、都合のよい理由で受験機関を決めれば良いと思います。

大切なことは、
 過去問を徹底的にやること
 模試をいくつか受けて本番のシミュレーションをすること
この2点です。

それでは、明日からゴールデンウィークですので、
短答受験生の方はラストスパートに向けて頑張ってください!

本番前の食事

短答試験も残す数日ですね。

受験生活というのは神経質になるものです。
どうでもいいことに妙にこだわったり、苛立ったり。
私もそうでした。そして、現在もそうです。

受験をされる方、あるいは今後受験を控えている方、
本番の直前に「タコ」を食べると実力が存分発揮できます!

タコにはタウリンという物質が多く含まれており、
このタウリンは、言うなれば「本番に強い」物質なのです。
例えば、栄養ドリンクに大抵タウリンが1500mgとか2000mg含まれているのは、そのためです。

詳しいことは山田豊文先生の著書をご参考ください。

ちなみに私は、前日にタコ料理を食べ、当日は栄養ドリンクを2本飲みました。
今年の口述試験前もその予定です。

短答試験の模試の活用法

もうすぐで短答試験ですね。
受験生の皆さん、頑張ってください。

私は2年前、つまり大学4回生の時に、短答試験に合格しました。
当時の私が少しでも参考になればと思い、簡単に紹介いたします。

直前はLECの模試を2回、Wセミナーの模試を1回受けましたので、
5月は毎週のように模試を受けていました。
今思うと、良かったことは大きく2つあります。

1つは、自分の位置を客観的に把握できたことです。
毎回合格基準点が出ますので、それを参考にして、
自分の穴を埋めることができました。
ちなみに私はどの回でも2~3点足りず、不合格の判定でしたが、
本試験では合格点を5点ほど上回りましたので、
模試の判定が不合格でも自分を信じ切ることが大切だと思います。

もう1つは、3時間半という長い時間を経験できたことです。
自宅だと「3時間半」集中して過去問を解くのは結構大変です。
濃い3時間半を味わうには、やはり模試を受けるのがベストではないかと思います。
そして何回か模試を受けていると、自分なりの3時間半の使い方が分かってきます。
例えば、60個の問題を解く順番について、
最初から順に進めて解くのが一般的であり、私もそのように解きましたが、
特許法だけを最初に解いて、続いて意匠法を・・という方法もありますし、
後ろから順番に前に戻って解くという人もいます。
どれが正解というのはないと思います。
大切なのは、自分に合った解き方を見つけることです。
解く順番を例に挙げましたが、要するに、模試の3時間半を経験することによって、自分なりの3時間半の戦略が固まってくるのです。
これこそが、模試の最大の収穫だと思います。

長々となってしまいましたが、とにかく皆さん、
模試を沢山受けて、最後まで自分を信じて頑張ってください!
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