弁理士試験を受験していると、確かに、8月はイベントが無く、ひと休みという期間になりがちですが、それが落とし穴です。
論文受験を終えた方は、遅くとも、8月から口述試験対策を始めましょう!
逆に8月に手をつけないでおくと、後半で非常に焦り、悪循環がさらなる悪循環を生み、合格は非常に難しくなります。
口述試験対策は、とてもシンプルです。
過去問を繰り返しやる。できるだけ、青本に触れる。条文を覚える。
以上です。
朝起きて15分やるのも良し、移動時間に電車の中でやるのも良し、昼休みにやるのも良し。
とにかく、細切れ時間で十分に対応できます。
そして、一日に少なくとも1時間は勉強時間を確保しましょう!
暗記するには、コツコツの積み重ねが大事です。
青本
論文試験を終了してから、いかに早く口述試験の勉強のスタートを切れるかが、口述試験の合否の最大の分かれ目かもしれません。
私は、不合格の年は、論文試験終了後、合格発表まで遊んでいました。そして、合格発表があった9月の中旬から、ようやく勉強を本格的に開始しましたが、口述試験までの1カ月の間に合格レベルにできるはずもなく、打ちのめされました。
なので、今回の論文受験をされた方は、自分の合格を信じて、早め早めのスタートを切られると良いと思います。
短時間でかつ効率よく勉強をするのであれば、第1に「過去問の分析」です。私が使用したのはLECのもので、本番までに5周しました。


そして、第2に、青本を徹底的に読むことです。というのも、口述試験の出題範囲は、
①条文の暗記、
②条文の趣旨(青本)、
③条文の解釈(60%が青本、30%が審査基準、10%が判例)
だからです。青本の占める範囲が他の試験よりも圧倒的に大きいのです!

しかし、青本を全て読むにはかなりの勉強時間が必要であり、それを確保できないようであれば、受験機関に頼るのが良いかと思います。受験機関の講座はまた次回の記事にまとめます。
私は、不合格の年は、論文試験終了後、合格発表まで遊んでいました。そして、合格発表があった9月の中旬から、ようやく勉強を本格的に開始しましたが、口述試験までの1カ月の間に合格レベルにできるはずもなく、打ちのめされました。
なので、今回の論文受験をされた方は、自分の合格を信じて、早め早めのスタートを切られると良いと思います。
短時間でかつ効率よく勉強をするのであれば、第1に「過去問の分析」です。私が使用したのはLECのもので、本番までに5周しました。

そして、第2に、青本を徹底的に読むことです。というのも、口述試験の出題範囲は、
①条文の暗記、
②条文の趣旨(青本)、
③条文の解釈(60%が青本、30%が審査基準、10%が判例)
だからです。青本の占める範囲が他の試験よりも圧倒的に大きいのです!
しかし、青本を全て読むにはかなりの勉強時間が必要であり、それを確保できないようであれば、受験機関に頼るのが良いかと思います。受験機関の講座はまた次回の記事にまとめます。
受験生にとって、
青本をどのように位置づけるべきでしょうか?
結論から言うと、口述試験に合格しようと思ったら、
一度は、通読しておかなければならない参考書だと私は思います。
まず、短答試験において、青本を読みこなすことにより、
得点UPが見込めるか、というとNOでしょう。
短答試験は、唯一、条文が貸与されない試験です。
青本を読むくらいなら、条文を少しでも正確に覚えるべきです。
趣旨や解釈の理解は、受験機関のレジュメで十分です。
次に、論文試験。
青本の比重は、短答試験よりも高まりますが、
それでも私は、不要と思います。
確かに、最近は趣旨を問う問題が増えており、
特許庁のホームページでもPDFがダウンロードできるようになり、
青本の重要性が増しているのは確かです。
しかし、論文試験においては、
青本のエッセンスを効率よく文章化することが求められており、
それをするには、受験機関のレジュメを丸暗記するのが、
一番早いかと思います。
もちろん、青本を一読したうえで、
自分なりに、必要事項を論文試験用にまとめるというのは、
理想的ですが、中々時間がかかります。
最後に、口述試験。
実は、私は、口述試験に落ちるまで、青本を持ってもいませんでした。
しかし、口述試験の敗因や合格者の声を聞き、総合的に分析する中で、
青本を読まなかったことが自分の落ちた原因の一つだと確信しました。
つまり、口述試験は、
青本の全体像とでもいうものを理解しているのか否かが
試される試験なのです。
単にキーワードを並べるのではなくて、
その前後の文脈を再現できるかが、求められます。
といいますのも、口述試験では、面接官がある程度、自由に受験生へ質問でき、突っ込まれた際に受験生に求められる解答が、
「キーワードがどのような経緯で青本に登場するか」を説明することだからです。
実際、青本を読んでいなかった私は、本番の試験で、
レジュメのキーワードを並べることは、容易に出来ましたが、
しかし、一歩踏み込んだ質問をされると、ポカ~ンとしてしまい、
そんなやりとりの繰り返しでした。
面接官に「こいつは、青本の理解が甘いな」と思われたのでしょう。
要約すると、
論文試験が終わったあたりから、口述試験対策がてら、
落ち着いて、青本を一回は、一読するのが良いと思います。
一度読むと、全体像が体系的に理解でき、
どこが重要か否かが見えてきます。
青本をどのように位置づけるべきでしょうか?
結論から言うと、口述試験に合格しようと思ったら、
一度は、通読しておかなければならない参考書だと私は思います。
まず、短答試験において、青本を読みこなすことにより、
得点UPが見込めるか、というとNOでしょう。
短答試験は、唯一、条文が貸与されない試験です。
青本を読むくらいなら、条文を少しでも正確に覚えるべきです。
趣旨や解釈の理解は、受験機関のレジュメで十分です。
次に、論文試験。
青本の比重は、短答試験よりも高まりますが、
それでも私は、不要と思います。
確かに、最近は趣旨を問う問題が増えており、
特許庁のホームページでもPDFがダウンロードできるようになり、
青本の重要性が増しているのは確かです。
しかし、論文試験においては、
青本のエッセンスを効率よく文章化することが求められており、
それをするには、受験機関のレジュメを丸暗記するのが、
一番早いかと思います。
もちろん、青本を一読したうえで、
自分なりに、必要事項を論文試験用にまとめるというのは、
理想的ですが、中々時間がかかります。
最後に、口述試験。
実は、私は、口述試験に落ちるまで、青本を持ってもいませんでした。
しかし、口述試験の敗因や合格者の声を聞き、総合的に分析する中で、
青本を読まなかったことが自分の落ちた原因の一つだと確信しました。
つまり、口述試験は、
青本の全体像とでもいうものを理解しているのか否かが
試される試験なのです。
単にキーワードを並べるのではなくて、
その前後の文脈を再現できるかが、求められます。
といいますのも、口述試験では、面接官がある程度、自由に受験生へ質問でき、突っ込まれた際に受験生に求められる解答が、
「キーワードがどのような経緯で青本に登場するか」を説明することだからです。
実際、青本を読んでいなかった私は、本番の試験で、
レジュメのキーワードを並べることは、容易に出来ましたが、
しかし、一歩踏み込んだ質問をされると、ポカ~ンとしてしまい、
そんなやりとりの繰り返しでした。
面接官に「こいつは、青本の理解が甘いな」と思われたのでしょう。
要約すると、
論文試験が終わったあたりから、口述試験対策がてら、
落ち着いて、青本を一回は、一読するのが良いと思います。
一度読むと、全体像が体系的に理解でき、
どこが重要か否かが見えてきます。